植える場所は木の性質に合わせる
庭の中心的な存在の木を「シンボルツリー」といい、比較的大きな木が使われます。景観をつくる木は「添景木」といい、庭の景色を安定させます。このほか、生け垣などがあります。
木を植えるときは、購入時の大きさよりも、成長後の大きさを考えることが大切です。たとえば、大きく茂る木を植えつけたときに、多少スカスカしているからといって近くにもう1本植えてしまうと、成長後にどちらも茂りすぎて景観をくずします。また、木の向きは、枝ぶりが美しい向きを眺めたい方向に調整します。
木は、枝ぶりや葉の形、芽吹きやすさなど、木の性質に合わせてどこに使うかを決めます。詳しくは80ページ以降を参考に選びましょう。
用意するもの
・木
・堆肥(たいひ)
・ハンマー
・幹巻きテープ
・スコップ
・支柱
・バール
・ひも
作業の流れ
①場所を決める→②土を掘る→③木を植える→④水やりをする→⑤支柱を立てる
木の植えつけ
1.はじめに木の根の部分の大きさを確認する。
2.植えつけ場所に根の大きさのふたまわりほどの穴を掘る。
3.掘り上げた土から小石などを取り除いて半分ほど戻す。
4.堆肥を戻した土の3割ほど入れる。
5.土と堆肥が均一になるようによく混ぜる。
6.木を植える。土の量は根の上部と地面が同じ高さになるように調整する。