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レンガの花壇はあまり高く積み上げない
レンガはナチュラルな見た目で、ガーデニングの定番です。レンガは敷いたり、積んだりできるので、庭づくりの基本資材といえます。
レンガは積み上げやすく、大きさもそろっているものが手に入りやすいため、きちんと積むことができます。レンガには穴のあいたものや厚み、大きさなどいろいろな種類がありますが、多くは同じ形、大きさなどがそろったものをまとめて購入できます。
花壇をつくる場合、植栽の境界をはっきりさせるとともに、土の流出を防止することが目的なので、一般にあまり高く積み上げません。2~3段程度で花壇としては十分な機能を備えています。
また、花壇をつくる場所が傾斜しているようなら雨水が流れて最下部の土が流れないように砕石を入れて下地をしっかりつくりましょう。
用意するもの
・レンガ
・モルタル
・太い木材
・コテ
・タガネ
・砕石
・スコップ
・水準器
・ハンマー
・ハケ
・薄い木の板
・金属の棒(木の棒)
作業の流れ
①溝を掘る→②基礎をつくる→③レンガを積む→④目地を整える
※前準備として、モルタルを用意しておきましょう(モルタルの作り方は下記参照)
モルタルのつくり方
セメント1 砂3の割合でつくる
庭づくりではモルタルのつくり方さえ押さえておけば、レンガ積みなどのほとんどの作業が可能になります。
モルタルの材料はセメント1に対して砂3の割合のものに水適量を混ぜたものです。部材同士をつなぐ作業に欠かせないもので、あまり強度を必要としない部分に使います。
とくにレンガや石積みの目地(継ぎ目)などによく使われます。強度を必要とするフェンスの基礎や駐車場の床面などはコンクリートを使います。
また、水を使わずにセメントと砂を混ぜたものをレンガ敷きの目地に利用することがあります。この場合、あとで水をまくなどすると固まります。
*モルタルの作り方 詳しい手順
1.モルタルの基本材料。砂、セメント、水、混合容器、ねりグワ(スコップも可)、手袋を用意する。
2.砂の上にセメントを入れる。目安は、砂3:セメント1。
3.ねりグワで砂とセメントをよく混ぜ合わせる。
4.状態を見ながら少しずつ水を入れて混ぜる。
5.やや固めのソフトクリーム程度になるよう、よく混ぜ合わせる。固いようなら水を入れる。