指ぬきを作るための材料と道具
◆かがり糸(絹手ぬい糸、金糸、銀糸)
模様をかがるためのかがり糸は、絹手ぬい糸9号を使用。本誌では、絹手ぬい糸は大黒絲業の「都羽根絹手ぬい糸9号」を、金糸・銀糸はフジックス キングスターのミシン刺しゅう糸を使用しています。
『絹手ぬい糸』

『金糸』

『銀糸』

◆針
ぬい針には、針穴が丸い和針と針穴が細長いメリケン針(洋針)があります。どちらでも使い慣れたほうでOK。

『洋針』

『和針』

◆糸切りばさみ
小さめのサイズが使いやすくておすすめです。

土台を作るための材料と道具
◆ケント紙
ゆびぬきの筒を作るときや、土台の芯を作るときに使います。官製はがきでも代用可。

◆両折りバイアステープ
12.7mm幅、綿100%のものを使用。

◆真綿
絹100%のものを使います。土台の芯に巻いて、土台を作ります。

◆和紙
和紙風コピー用紙の「和紙コピー大王」(普通のコピー用紙よりやや薄め)が厚みが丁度良く破れにくいので、おすすめ。半紙でも代用可。

◆毛抜き
土台に巻くバイアステープを折り返すときに、あると便利。

◆カッター、ハサミ
紙類を切るときにはカッターを、バイアステープを切るときにはハサミを使用。

◆定規
紙を測るのに、30㎝定規がおすすめ。

◆テープ・のり類
土台の芯や和紙をとめるときなどに使用。

◆ペン類
和紙や土台に印をつけるときに使用。

かがり糸を使う前に、糸のクセをとりましょう
1.カード巻きの絹手ぬい糸は、糸巻きのクセがついていて、そのまま使うと糸がからみやすくなります。

2.糸を約100cmの長さに切ります。肩幅より少し広めに糸をピンと張って、何回か利き手の親指ではじきます。

はじいているところの拡大図。何回かはじくと、糸がピンとなります。

サイト掲載の図と表について
材料

『土台』
使用する土台の地割り数と飛び数、内径のサイズ、バイアステープの色を記載しています。
『かがり糸』
刺し方の種類と、使用する糸の種類、色番号、色名を使用する糸の順番に記載しています。
かがり図

筒状の指ぬきを平面に展開した図。図の右端は左端につながります。開始位置を示す矢印から、どのように1周かがるのかを示します。開始位置が複数ある場合は、かがる順番に数字が記載してあります。
かがり方

使用するかがり糸とかがる段数、刺し方を大まかに記載しています。段数は、土台の内径5.7㎝で作った場合の目安です。
糸をかがる際の力加減や間隔の詰め具合で、記載の段数通りにかがっても土台が埋まらない場合があります。様子を見ながら、段を増減するなど微調整してください。
模様図

作り方通りにかがった場合の、模様の完成イメージです。