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アップルスイカ(松永種苗)の栽培の特徴
・ほぼ放任栽培で手軽に育てられる
・糖度が高いスイカがたくさん採れる
約1~1.5㎏の果実が次々と実った!
手ごろなサイズの果実がたくさんぶら下がります。リンゴ狩りをする感覚で“スイカ狩り”を楽しめるのがアップルスイカの名前の由来。ソフトボール大のミニスイカも採れ、半分に切ってスプーンですくって食べました。
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猛暑の夏でも元気に育って 次々とスイカの収穫が続く
この夏、編集部の屋上菜園で“アップルスイカ”(松永種苗)のプランター栽培を試しました。
アップルスイカは、小玉スイカの中でもさらに小さめの玉になるタイプ。果重約1.5kgと、手に乗るくらいのサイズで、ネットにツルを誘引して、スイカの立体栽培を手軽に楽しむことができます。
さて、大型プランターに苗を植えたあとは、ほぼ放任で栽培。すると、元気なツルがどんどん伸びて、1~1.5kgくらいのスイカが次々と実りました。真夏の暑さの中でも樹が疲れる様子もなく、収穫は長期間にわたり、糖度も高くて大満足。
アップルスイカは育てやすく、つくって楽しいスイカだと思いました。
育て方
1. タネまきと育苗
3月下旬、育苗ポットにタネを1粒ずつまきました。
透明プラスチックの衣装ケースを簡易温室として利用し、ポットを並べて入れ、日中は日の当たるベランダに置き、夜間は室内に。25~30度を確保して発芽を待ちました。
5~6日で発芽し、その後は苗の徒長を防ぐため、ケースのフタをずらして風を通して20~25度の生育適温をできるだけキープ。水やりはほぼ1日に1回。朝、ポットの土の表面が乾いていたらたっぷり水を与え、育苗を約1か月続けました。
2. 植えつけとメンテ
竹内孝功さんが推奨する底面給水タイプの大型プランターを利用。3月中旬に土を入れ、ネギを植えておきました。ちなみに土は“金の土”(カネア)です。
5月上旬、本葉3~4枚に育った苗を1株ずつ定植。なお、植え穴の真下に1つかみの“パワフルシリカ”(サカタのタネ)を埋めておきました。これは、根の活性化が期待できる土壌改良材です。そのほかに、堆肥や肥料は入れていません。定植後、アーチ状の棚をつくって麻ヒモを張り、ツルを誘引しました。
3. 収穫まで
樹勢が強く、ツルがどんどん伸びるので、急きょスクリーン型のネットを追加し、誘引を続けました。
ツルがよく茂り、花も多く咲きます。屋上菜園にはアブやハチが多く集まるので、受粉は虫におまかせ。6月中旬頃から実が膨らみ始め、ツルに負担がかからないよう、タマネギの保存用ネットを利用して玉を吊るし、収穫を待ちました。
収穫のタイミングは開花・受粉から30~35日が目安。最終的に3株から12個を収穫できました。次回は露地で立体栽培を試そうと思います。
アップルスイカの棚づくり
衣装ケースで育苗開始、収穫は受粉から30~35日
01 衣装ケースの“日だまり育苗”なら発芽がスムーズで、生育適温も容易に確保できます。苗が育ってケース内が窮屈になったら、育苗棚(簡易温室)に移して育苗を続けます。
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