『ハーブ染め』
同じ色に染まらないのが、ハーブ染めの魅力。素朴な色合いを楽しみましょう。
『ハーブバス』
香りと精油でリラックスバスタイム。ハーブ石けんは楽しくつくれます。
活用方法③「キッチンで使う」
ハーブの殺菌・消毒・防虫作用は私たちの暮らしを守る心強い味方。うまく利用して、料理以外にもキッチンで役立ててみましょう。
『まな板や食器洗いに』
殺菌・消毒効果にすぐれたタイムを。乾燥させたものを粉末にしてクレンザーなどに混ぜて、まな板や肉、魚料理の後の鍋や食器類を洗うと、においも消えてさっぱりと洗いあがります。
『冷蔵庫や棚などの脱臭剤に』
冷蔵庫の中のにおい消し、台所の中でも悪臭や雑菌がこもりやすい食器棚や引き出し、流しの下などにも、ぜひハーブを使って。タイムやミントをフレッシュのまま入れたり、ドライをサシェにして入れるとよいでしょう。
活用方法④「家庭のいろいろな場所で使う」
『軽いすり傷の洗浄液に』
こどもが転んだときなどの軽いすり傷には、やさしく作用するハーブの薬を活用しましょう。ハーブティー用のタイムやジャーマンカモミール10gを熱湯で抽出し、その液をよく冷ましてから傷口を洗浄します。
タイムには抗菌、カモミールには消炎作用があり、外用の皮膚炎や目の炎症にも湿布で使用することができます。
『家庭菜園やペットに役立てる』
ハーブの薬効には、病害虫の予防に役立つものがたくさんあります。農薬などの化学用品と違って、自然や人体にもやさしいハーブ。
おもな使い方は、他の植物と混ぜて植えたり、ハーブを煮出した液を散布する、ドライフラワーにして吊るしたりするなどの方法があります。
ぜひ一度試してみましょう。
『ペットのノミ、ダニよけに』
ペットの健康を害するノミには、ペニーロイヤルミントがおすすめ。ドライにしたものを輪にしてつなげ、リボンで飾って首輪にするだけです。
また、ハギレを輪に縫って、細かくしたドライのペニーロイヤルミントを詰めてもよいでしょう。
『ネズミや害虫よけに』
穀物を荒らしたり、病原菌を運ぶネズミや害虫の予防には、キャットニップを家のまわりに植えたり、防虫効果のあるハーブをドライにして物置などにまくなどの方法があります。
害虫におすすめなハーブは、特にアリやアオムシには、ミント、バジル、ヒソップなど。
アブラムシやセンチュウの予防には、ナスタチウムの葉や茎をすりつぶした液を散布、ハエやアブなどを防ぐにはバジル、セージ、チャイブ、ミントなどを植えておくとよいでしょう。
ハーブの保存法について
かんたんにできるハーブの保存法を紹介します!
自分で育てた大切なハーブ。園芸店などで購入したものよりもずっとずっと愛おしく思えることでしょう。また、ハーブは生育おう盛なので、料理用のハーブがどんどんふえて、フレッシュでは使いきれない…などの悩みが出てきてしまうかもしれません。
そんなときは、乾燥させて保存しましょう。ここでは、かんたんな保存方法をまとめました。収穫しすぎたハーブを保存して上手に活用しましょう。
風通しのよい日陰で乾燥させる方法。特に花茎ごと収穫する、ラベンダーなどの保存におすすめです。
収穫したハーブを1握りぐらい束にして、風通しのよい日陰につるして乾燥させます。
花や実だけのものは、ザルなどに重なり合わないように置き、乾燥させます。
ポプリやドライフラワーにするときに使います。
方法としてはドライヤーやエアコンの熱風で乾燥させたり、オーブンレンジの余熱を使います。また、白熱電球の光を当ててじっくり乾燥させる方法もあります。
あまり熱くなりすぎると燃えたりこげたりしてしまうので、適度に調節しながら行います。
また、花の色や形をそのまま残したい場合は、容器にシリカゲル(乾燥剤)を詰めて、その中に花をうずめて様子を見ながら、電子レンジで乾燥させます。
とれたてのフレッシュハーブは袋に入れてそのまま冷蔵保存や、氷の中にハーブを入れて冷凍保存することもできます。
また食用のビネガーやオイル、はちみつ、ワインなどにつけておく、楽しい保存方法もあります。
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