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基本情報
多肉植物は葉の表面から水分が蒸散するのを防ぐために、あらゆる進化をとげてきました。最後は葉をなくして、代わりにトゲなどを生やす独特の姿になったのがサボテン科の植物。
生存機能のために最低限に削ぎ取られた潔いサボテンのフォルムには、強いエネルギーがあります。
育て方・管理のポイント
*日照・置き場所
光が足りないと頭頂部が白っぽくなったり、トゲが弱ったりするので、生長期には戸外で十分日に当てます。
*水
『サボテンは水がいらない』というイメージ強いためか、水を与えず枯らしてしまうことが多いようです。
サボテンの体はほとんどが水をためるタンクのようなもの。特にミニサイズは少ししか水をためることができないので、それなりに水を与えなければ健全に育ちません。
他の多肉植物と同様、水不足になると体にシワがよるので、それが水やりのサイン。
一度に与える量は鉢底から水が流れ出るくらいで、鉢穴がない場合は鉢土全体が湿るくらいが目安。
生長期はほぼ毎日水を与えますが、室内で管理する場合は代謝が減少するので、水や肥料は控えめに。
*土・肥料
サボテンは一般に砂地のような水はけのよい土を好むので、川砂を6割配合した土か市販のサボテン専用土を使用。生長が遅いので、植えつけ時には少量の元肥(緩効性肥料)を施します。
サボテンの種類
「カブト(兜)」
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「タイヘイマル(太平丸)」
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「スイカンギョク(翠冠玉)」
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「カグヤヒメ(かぐや姫)」
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