珠芽ができた親株はかたくて食べられなくなりますが、それ以外の時期はいつでも食べられます。本植えした苗も9月にもなれば細い小ネギとして食べられますし、10月以降は太ネギとして抜いて食べることもできます。
9月頃になると夏の間は白っぽかったネギの色が緑色になってきます。これはやわらかくなったサインです。大きくなったものから順に抜いて収穫します。
でも、ヤグラネギは土寄せしながら育てている割には、あまり白い部分は長くなりませんし、太くもなりません。
ヤグラネギはタネができない!
ネギにはネギ坊主ができてタネで増えるネギと親株が分けつして増えるネギがありますが、ヤグラネギはちょっと特殊です。分けつとネギ坊主の代わりにできる小ネギのような珠芽で増やせます。
5月頃、ネギ坊主の代わりに珠芽ができる。珠芽を採って植えられる。
放っておけば親株がパタンと倒れ、地面についた珠芽が自然に根付く。
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6月頃から分けつしてくる。これを株分けして植え替えても増やすことができる。