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家庭菜園「有機・無農薬栽培」の基礎について

家庭菜園「有機・無農薬栽培」の基礎について

自宅で野菜作りをする際に知っておきたい役立つ情報をお届け!ここでは「有機栽培」と「無農薬栽培」について、各用語の説明や育て方のコツ・ポイントを写真付きで解説していいます。基本情報を理解して、体に安心、安全な野菜づくりを目指しましょう!

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有機・無農薬栽培とは?

「有機栽培」とは、堆肥で土づくりをし、有機質肥料を与えて野菜を育てる栽培方法です。「オーガニック」ともいいます。
「無農薬栽培」とは、野菜が育つまでいっさい農薬を使用しない栽培方法のこと。農業では、それぞれ厳密な条件が定められていますが、家庭菜園の場合は、「農薬、化成肥料などの無機質肥料を使わない」「堆肥、有機質肥料で育てる」を基本にしてチャレンジしてみましょう。

有機・無農薬栽培のポイント

①よい土をつくる

よい土は野菜づくりの基本です。まずは浅くても20cm、できれば30~40cmを目標に深めにしっかりと耕します。石や雑草が出てきたらとりのぞきましょう。
その後、酸度調整のための石灰、土壌改良剤としての完熟堆肥を全体にまいて耕します。さらに有機質肥料(元肥)を加えて耕します。

★有機・無農薬栽培に向く、よい土の条件

1.水はけ、水もち、通気性がよい
→土にもみ殻やくん炭をすき込む。
→水はけをよくしたいときは、畝を高くする。
→水もちをよくしたいときは、畝を低くする。
軽く握るとかたまりになって、押すとすぐに崩れる土は、水はけ、水もちのバランスがよい。

2.黒っぽくてフカフカしている
→腐葉土など、植物ベースの有機堆肥を土にすき込む。
→天地返しをする。
小石や枝を取り除き、有機堆肥をしっかりすき込んだ土。

3.弱酸性である
→酸性に傾けるには堆肥や肥料を与える。
→酸性を弱めるには、石灰、草木灰をまく。
土の酸度を抑えたいときは、有機石灰や草木灰をまいてすき込む。

4.有機物を多く含んでいる
→有機堆肥、有機質肥料を土にすき込む。
土を弱酸性に整えてから、腐葉土などの有機堆肥を土にすき込み、有機質肥料を施す。

②適切な環境で育てる

日当たりを好む野菜ならば日の当たる場所で、強い日差しを嫌う野菜ならば、適度に日差しがさえぎられる明るい場所で育てるなど、その野菜にとって適切な環境で育てることが大切です。
また、成長したときの大きさを考えて株間を十分にあける、他の植物と混み合いそうなら少し離れた場所に植えるなど、風通しも考えましょう。

★野菜と日当たりの関係

■強い光を好む:オクラ、カボチャ、キュウリ、ジャガイモ、トウモロコシ、トマト、ナス、ニガウリ、ピーマン、ニンジンなど
■弱い光でも育つ:ネギ、キャベツ、コマツナ、ソラマメ、ハクサイ、ホウレンソウなど

③適切な時期に育てる

それぞれの野菜には発芽や生育に適した温度があります。種袋や苗のラベルなどに記載されている、まきどき、植えどきの時期を守りましょう。
また、春と秋のどちらの季節でもスタートが可能な葉物野菜は、秋スタートしたほうが病害虫の発生が低くなります。

★野菜と成育適温

■高温を好む(25~30℃):オクラ、ナス、ニガウリ、ピーマンなど
■やや高温を好む(20~24℃):エダマメ、カボチャ、キュウリ、トマト、タマネギなど
■やや低温を好む(14~19℃):カブ、シュンギク、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリーなど
※品種によって異なる場合もあるので、種袋などに書かれている情報を確認してください。

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