化粧ブロック(けしょうぶろっく)とは
コンクリートブロックの一種で、表面に着色・塗装・研磨・切削など意匠上有効な仕上げをしたもの。
事前準備
【用意するもの】
化粧ブロック、スコップ、移植ゴテ、手袋、ハサミ、強化ビニール製ワイヤー。
※化粧ブロックは、ホームセンターや園芸店などでさまざまなタイプのものが購入できます。また、アイデアしだいでレンガや木材、大小の石など、いろいろな素材を利用することもできます。
【用意する苗】
シロタエギク×1、ユリオプスデージー×1(鉢植え)、クリサンセマム・ノースポール×11、パンジー(紫)×9、パンジー(黄)×7、ストック×3、イソギク×3、ラミウム×10
※これらの花は、すべて早春から初夏まで楽しめます。また、丈夫で育てやすいので、はじめての方にもおすすめです。
つくり方
1.生垣の前の、約2×1mのスペースに花壇をつくります。落ち葉や雑草、石などがたくさん転がっていますが、すてきな花壇に生まれ変わらせることができます。

2.もともと植えていた植物(シロタエギク)を抜きます。また、そのまわりの石や雑草、石組みなども取り除きます。

3.余分な植物を取り除いたら、土を掘り起こしてよく耕します。

4.花壇の枠組みとして使う化粧ブロックです。このブロックを組んで花壇をつくります。

5.つくりたい花壇の大きさに合わせて、化粧ブロックを段違いに組んでいきます。できるだけすき間が少なくなるようにします。

6.強化ビニール製のワイヤー。これを使ってブロックを結びつけます。

7.ブロックの穴にワイヤーを通し、しっかりと結びます。ブロックとブロックの間は、できるだけ詰めるようにして丈夫にします。

8.ブロックで囲んだ場所を、ハケなどで土をならして平らにします。

9.ひと通りブロックを組み上げたら、くずれないようにしっかりと結びつけます。これで枠組みの完成です。

10.花壇の中に腐葉土を1袋入れます。こうすることで、花壇の水はけ・水もちが良くなります。

11.園芸用の培養土を入れます。

12.腐葉土と培養土を入れた後、元肥として化成肥料を入れ、よくかき混ぜます。

13.板きれなどで土の表面をならして平らにします。

14.花壇が完成したところ。ここに好みの植物を植えていきます。

15.ポイントとなる花壇の隅から苗を植えつけます。まずは背の高いシロタエギクを、鉢から抜いて根を軽くほぐして植えつけます。

16.ユリオプスデージーも、鉢から抜いて根をほぐします。

17.シロタエギクを植えた反対側の隅に、ユリオプスデージーを植えつけます。根鉢(根とそのまわりの土)が大きいので、十分な深さの穴を掘って植えつけます。

18.シロタエギクとユリオプスデージーの間に、ノースポールと紫のパンジーを置いてレイアウト(配置)を考えます。

19.黄色のパンジー、ストック、イソギク、ラミウムを置いたところ。全体のバランスを考えながら、それぞれのポット苗を置いてレイアウトを決めます。

20.レイアウトが決まったら、それぞれの苗を置いた場所に植えつけていきます。

21.ストックを植えつけます。真ん中付近には、このようにあざやかな花を使うとバランス良くまとまります。株元には脇役として、背の低いラミウムをちりばめます。

22.ひと通り苗を植えたら、花壇の最上段のブロックを取り付けます。ブロックにコンクリート用接着剤かセメントを塗ります。

23.ずれないようていねいに、セメントを塗った上に最上段のブロックを乗せていきます。

24.ブロックを取り付けたところ。これで土があふれにくくなりました。

25.苗と苗のあいている部分に、培養土を足していきます。

26.花壇の表面だけでなく、土の中にもすき間がないよう、指などでつついてチェックします。土が中に落ちるようなら、少し土を足します。

27.花壇のブロックについた土を、ホウキなどで払って掃除します。

28.【完成!】花壇の完成です。たっぷりと水を与えて作業は終わりです。花壇などの地植えの場合は、鉢植えに比べて、水やりは回数を少なめにしましょう。

[その後]その後、草花の植え替えをしました。同じ花壇でも、季節の草花によって、イメージが変わります。

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