ニンニクとは?(特徴)
滋養強壮のスタミナ野菜としておなじみのニンニク。タネにんにくを秋に植えつければ、春には香り高いニンニクが楽しめますよ。
・ユリ科
・栄養/ビタミン類が豊富
・性質/日なたと風通しのよい場所を好む。乾燥を嫌う。
・病害虫/あまり発生しない
・連作/2~3年は不可
種まきと収穫に適した時期
■種まき:5~6月頃 ■収穫:9~10月頃
※土は、地植えなら1平方メートルあたり100gの苦土石灰で中和し、ひとつかみの堆肥を入れて耕します。標準プランターなら、土20リットルに対して苦土石灰20g、元肥としてスプーン1杯のマグァンプKを混ぜ込んで使います。
※野菜作りにはそれぞれに適した時期があります。
※関東地方を基準としたものです。関東より暑い地方や寒い地方で栽培する場合は時期の調整が必要です。
上手に作るためのポイント
★ニンニク作りに合った土を選ぶ
ニンニクは田土などの重い土を好みます。関東地方などのように火山灰土の土壌では作りにくいので、植えつける前に土は改良しましょう。また、乾燥を嫌うので、水切れには注意します。
★ニンニクの臭いを消す方法
スタミナ料理には欠かせず、風味も豊かなニンニクですが、その強い臭いだけはどうしても気になってしまうもの。そんなニンニクの臭い消しに役立つ食べ物はいろいろあります。牛乳やチーズ、ゆでたまご、ジャスミンティー、ショウガなどを食べれば、臭いは緩和されます。
育て方
1. タネ球を用意する
秋にタネ球を植えつけます。園芸店などで、健全なタネ球を購入します。
2. タネ球を分ける
タネ球を7~8個に分けます。これを鱗片(りんぺん)ともいいます。
3. 植えつける
プランターの土に深さ3~5cmの穴を掘り、芽を上にして、鱗片を植えつけます。鱗片と鱗片の間は15cm程度あけます。
4. 水をたっぷり与える
掘り上げた土をかぶせてから、水をたっぷり与え、2~3日の間、日陰におきます。
植えつけが終わったら、日当たり・風通しの良い場所に移し、土の表面が乾いたら水を与えます。ニンニクは、強烈な香りがあるので、害虫もつきにくく、育てやすいのですが、発芽までは時間がかかります。室外で冬越しできますが、寒さにそれほど強くないので、雪などが直接当たらないようにします。
5. 発芽したら分球を取り除く
発芽して芽が10cmぐらいになったら、根元を掘って、分球した小さいほうの球を取り除いて、土を寄せます。