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「きゅうり」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「きゅうり」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

たくさんある野菜の中で、「実もの野菜」の中では消費量トップ!サラダやお漬物には欠かせず、夏野菜の定番でもあります。ここでは、土の耕し方から収穫までの過程を順番に分かりやすく解説していきます。料理のレシピも必見です。

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タネをまいた上にだけ、厚さ0.5~1cmになるように砂をまいておき、水をたっぷりやります。その上から、ポリ袋やビニールでおおいをします。これをホットキャップといいます。

ホットキャップで保護する
ホットキャップは、竹や市販のグラスファイバーで骨組を作り、ポリ袋やビニールをかけて、すそを土でおさえます。こうすると、内部が暖かくなるので、発芽しやすく、また、ウリバエなどを防ぐことができます。
ただし、内部の温度が高くなりすぎてもよくないので、ホットキャップの上部に穴をあけて、内部が蒸れないようにしましょう。ホットキャップは、苗が中身いっぱいになるまでかけておきます。

7. 発芽

タネまき後4~5日で発芽します。発芽したら根元に2~3cm土を寄せてやります。

8. 生育の悪い苗を取り除く

1箇所に複数の芽が出てきたらよい苗を残して他の苗を取り除きます。これを間引きといいます。
葉が2~3枚になるまでに1箇所1株にしておきます。発芽していないところには、この時に間引いた苗を植えるとよいでしょう。

9. ホットキャップを取り除く

ホットキャップにキュウリがいっぱいになったら、ホットキャップを取り除き、あんどんに替えます。

10. あんどんをかける

ポリ袋のあんどんをかけます。この時キュウリが倒れないように、短い竹を立てて支えてやります。葉が6~7枚になったら、あんどんを取って根元に広げて敷いてやります。

11. 肥料を追加する

キュウリは肥料分を多く必要とするので、化成肥料を追加します。これを追肥といいます。うねに溝を切って、マグァンプK小粒などの化成肥料をひとつかみ溝1mに施します。あまり根元の近くに施すと、根を傷めることになるので、少し離します。
追肥はこの後もたびたび行います。硫安と硫酸カリを配合したものを追肥すると、さらに効果的です。

12. 支柱を立てる

茎が大きくなってきたら、支柱で支えてやります。支柱は市販のものや竹で、太くて長さ2m程度のものを用意します。支柱は交差させて立て、支柱と支柱をしっかり結びます。これを合掌式といい、風が強くても倒れにくくなります。

支柱以外の方法
キュウリのつるを誘引するには、キュウリネットという便利な用具があります。これを使うと、キュウリは巻きづるでネットにからみ、自分でのびていくので、支柱を立てるよりもかんたんです。

13. 茎を支柱に結びつける

キュウリがのびるにしたがって、つるをひもで支柱に8の字に結びます。これを結束といいます。固く結びつけると茎が折れないので、ゆるくして、しかもずり落ちないように結ぶのがコツです。つるがのびるごとに結束していきます。

14. 追肥をする

追肥は生育中も行います。はじめは14日ごとに、実が成り始めのころは10日ごとに、たくさん成り始めたら7日ごとに追肥します。うねとうねの間の通路にチッソ肥料(硫安、尿素)をパラパラふってやります。別に溝を作る必要はありません。溝をつくることは根を切ることになるからです。

チッソ肥料とカリ肥料を同時に施す
なんとなく元気がなくなったと気がついて追肥するようでは遅すぎます。また、ときどきは硫酸カリなどのカリ肥料を少し加えて与えましょう。果実が曲がったり、果実の先端だけ丸く太るのは、カリ肥料の不足です。実がたくさん成り始めたころに、ときどきカリ肥料とチッソ肥料を一緒に施すとよいでしょう。

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