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「きゅうり」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「きゅうり」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

たくさんある野菜の中で、「実もの野菜」の中では消費量トップ!サラダやお漬物には欠かせず、夏野菜の定番でもあります。ここでは、土の耕し方から収穫までの過程を順番に分かりやすく解説していきます。料理のレシピも必見です。

キュウリとは?(特徴)

なんといってもとれたてのものを生でかじる新鮮さが一番!春に苗を植えつければ、夏の間中収穫ができます。ちょっと曲がっていても、手作りならではの味といえるでしょう。

【基本情報】
・ウリ科
・栄養/カロチン、カリウムが豊富
・性質/日なたと比較的涼しい気候を好む。
・病害虫/ウドンコ病、ベト病、アブラムシなど
・連作/2~3年は不可

種まきと収穫に適した時期

■種まき:4~5月頃 ■収穫:7~9月頃

※野菜作りにはそれぞれに適した時期があります。
※関東地方を基準としたものです。関東より暑い地方や寒い地方で栽培する場合は時期の調整が必要です。

上手に作るためのポイント

★病害虫予防に注意する
キュウリは、ウドンコ病やベト病、アブラムシなどの病害虫の被害を受けやすく、多くは梅雨時期に発生します。発病してからではなかなかよくならないので、苗がまだ幼いうちから、7~10日ごとに薬剤を散布し、収穫前まで続けると良いでしょう。発病前の予防が一番肝心です。

育て方

1. 土を改良する

冬の間にスコップで畑の土を起こし、砕かれないでそのままにしておくと、土が凍ってボロボロに砕けます。これを荒起こしといって、土を改良するよい方法です。

2. 元肥を入れる

春になったら、畑に1平方メートル当たり完熟堆肥2kg、苦土石灰200g、ようりん100gをまいて耕します。4~5日後に、マグァンプKなどの化成肥料1平方メートルあたり100gまいて、また耕します。

3. うねを作る

溝を掘って幅80cmのうねを作り、掘り上げた土を戻して、高さ20cm程度に盛り上げます。

4. 1株ごとに土を盛る

桜の花が咲くころタネをまきます。1株ごとに、高さ5cm、直径20cmに丸く土を盛ります。これを鞍築きともいいます。土を盛るのは、水はけをよくして生育をよくするためです。くらとくらの間(株間)を30~40cmあけます。

5. タネをまく

くらの上に水をたっぷりやってから、1箇所にタネを4~5粒まきます。

6. ホットキャップをかける

タネをまいた上にだけ、厚さ0.5~1cmになるように砂をまいておき、水をたっぷりやります。その上から、ポリ袋やビニールでおおいをします。これをホットキャップといいます。

ホットキャップで保護する
ホットキャップは、竹や市販のグラスファイバーで骨組を作り、ポリ袋やビニールをかけて、すそを土でおさえます。こうすると、内部が暖かくなるので、発芽しやすく、また、ウリバエなどを防ぐことができます。
ただし、内部の温度が高くなりすぎてもよくないので、ホットキャップの上部に穴をあけて、内部が蒸れないようにしましょう。ホットキャップは、苗が中身いっぱいになるまでかけておきます。

7. 発芽

タネまき後4~5日で発芽します。発芽したら根元に2~3cm土を寄せてやります。

8. 生育の悪い苗を取り除く

1箇所に複数の芽が出てきたらよい苗を残して他の苗を取り除きます。これを間引きといいます。
葉が2~3枚になるまでに1箇所1株にしておきます。発芽していないところには、この時に間引いた苗を植えるとよいでしょう。

9. ホットキャップを取り除く

ホットキャップにキュウリがいっぱいになったら、ホットキャップを取り除き、あんどんに替えます。

10. あんどんをかける

ポリ袋のあんどんをかけます。この時キュウリが倒れないように、短い竹を立てて支えてやります。葉が6~7枚になったら、あんどんを取って根元に広げて敷いてやります。

11. 肥料を追加する

キュウリは肥料分を多く必要とするので、化成肥料を追加します。これを追肥といいます。うねに溝を切って、マグァンプK小粒などの化成肥料をひとつかみ溝1mに施します。あまり根元の近くに施すと、根を傷めることになるので、少し離します。
追肥はこの後もたびたび行います。硫安と硫酸カリを配合したものを追肥すると、さらに効果的です。

12. 支柱を立てる

茎が大きくなってきたら、支柱で支えてやります。支柱は市販のものや竹で、太くて長さ2m程度のものを用意します。支柱は交差させて立て、支柱と支柱をしっかり結びます。これを合掌式といい、風が強くても倒れにくくなります。

支柱以外の方法
キュウリのつるを誘引するには、キュウリネットという便利な用具があります。これを使うと、キュウリは巻きづるでネットにからみ、自分でのびていくので、支柱を立てるよりもかんたんです。

13. 茎を支柱に結びつける

キュウリがのびるにしたがって、つるをひもで支柱に8の字に結びます。これを結束といいます。固く結びつけると茎が折れないので、ゆるくして、しかもずり落ちないように結ぶのがコツです。つるがのびるごとに結束していきます。

14. 追肥をする

追肥は生育中も行います。はじめは14日ごとに、実が成り始めのころは10日ごとに、たくさん成り始めたら7日ごとに追肥します。うねとうねの間の通路にチッソ肥料(硫安、尿素)をパラパラふってやります。別に溝を作る必要はありません。溝をつくることは根を切ることになるからです。

チッソ肥料とカリ肥料を同時に施す
なんとなく元気がなくなったと気がついて追肥するようでは遅すぎます。また、ときどきは硫酸カリなどのカリ肥料を少し加えて与えましょう。果実が曲がったり、果実の先端だけ丸く太るのは、カリ肥料の不足です。実がたくさん成り始めたころに、ときどきカリ肥料とチッソ肥料を一緒に施すとよいでしょう。

15. 摘芽・摘芯する

キュウリを1株から多く収穫しようと思えば、摘芽(てきが)と摘芯(てきしん)をします。
●葉4~5枚までに出る芽(子づる)は取り除き、主枝(親づる)だけをのばします(摘芽)。
●6番目の葉(6葉)以上から出る子づるは、葉2枚で芽を摘みます(摘芯)。下の節から次第に上の節に芽(子づる)の出る節は移動するので、のびてきたら摘芯します。
●親づるは葉20~25枚で芯をとめます。

16. 雌花と雄花

キュウリの雌花と雄花は形が違います。花の元に細い長い実があるのが雌花です。雌花が咲いてすぐ収穫するのは、花丸キュウリです。

17. モロキュウを収穫する

雌花が咲いて7~10日後、指ぐらいの大きさになったら、モロキュウとして収穫できます。

あまり大きくしないで収穫する
キュウリの収穫は、実の大きさがどれぐらいのときに収穫するかで、収穫量がだいぶちがってきます。最初の実が太り始めるころは、株も小さく、まだ勢いが出ていません。最初の実が大きくなるまで待っていると、のびが止まってしまいます。
最初の方の実は、モロキュウで獲るつもりで、小さいうちに収穫していくと、株も元気が出てきます。勢いよくのびるようになってから、普通の大きさで収穫すると、長く収穫を楽しめます。こうして夏の間30~40日収穫できます。

18. 本格的に収穫する

6月中旬から本格的に収穫できます。実が長さ20~25cm、重さ100gぐらいになったら収穫適期です。手でもぎ取ろうとするとトゲが痛いので、ハサミで切ります。遅れるとすぐ大きくなるので注意しましょう。

★余(よ)まきキュウリの作り方
梅雨が明けてからでは急に晴天が続いて畑が乾燥するので、梅雨明けになる前に、タネを畑にまきます。タネまきの方法は夏まきの時と同じですが、このころは気温も高いので、ホットキャップではなく、寒冷紗(かんれいしゃ/薄い網)を使うと、日陰を作り、ウリバエやアブラムシなどを防ぐことができます。
寒冷紗は支柱を立てるころには取り除きますが、地這い作りの時は遅くまでかけておき、しだいに両すそを上にあげて通気をはかり、つるが長くなったら取り除くようにします。地這い作りの時は、敷きワラをしないと果実が汚れるので、枯れ枝などを立てて自然にからませてのばすようにすると、手入れや収穫もかんたんで、果実も汚れません。

キュウリを使った料理 おすすめレシピ

自分で作ったキュウリは、他にはない美味しさ間違いなし!新鮮な状態で、収穫してすぐに料理に取り掛かりましょう!

『キュウリのラー油風味』

ピリッと辛い中華風の漬け物。お酒のおつまみに最適です。

【材料:2人分】
・キュウリ 3本
・セロリの茎 1本分
・塩 大さじ1
・赤唐辛子 1本

<漬け汁>
・砂糖 大さじ2と1/2
・酢 大さじ5
・しょうゆ 大さじ1/2
・ごま油 大さじ1/2
・ラー油 小さじ1
・ショウガの絞り汁 小さじ1/2

【作り方】
①キュウリは半分に切り、セロリは筋を取って、ともに幅5mmの斜め切りにします。
②キュウリとセロリに塩をふってもみ、約8分おきます。
③赤唐辛子はヘタを取って、種を取り除きます。
④鍋に漬け汁の材料と赤唐辛子を入れ、煮立たせて冷まします。
⑤きゅうりとセロリをさっと水洗いして水気を切り、冷ました④に入れて、さっとあえます。

『キュウリとわかめの酢のもの』

キュウリの歯ごたえが楽しめる定番の酢のものです!

【材料:2人分】
・きゅうり 2本
・わかめ(乾燥) 3g(ひとにぎり)
・塩 少量

<合わせ酢>
・酢 大さじ4
・ごま油、しょうゆ 各小さじ1
・砂糖 小さじ2
・塩 小さじ1/3

【作り方】
①キュウリは薄い小口切りにし、軽く塩をふります。
②しんなりしたら、ぎゅっと絞って水気を切ります。
③わかめは水でもどしてさっと熱湯につけ、水気を絞って適当な長さに切ります。
④水気を切った②と③を合わせ、食べる直前に合わせ酢であえます。

家庭菜園のレシピをもっと見たい方におすすめ!

「1年中楽しめる家庭菜園 野菜作り百科」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの野菜作りのレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。

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