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インゲンの育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

インゲンの育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

自然の力を活かす! おいしい野菜づくり!これからの時期が種蒔きに適している「いんげん」。本葉が出るまでは鳥よけをするのがポイント!ここでは、明石農園で栽培している平サヤのツルありインゲンについて解説していきます。

perm_media 《画像ギャラリー》インゲンの育て方・栽培のコツ(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

いんげんとは(特徴)

インゲンにはツルありタイプとツルなしタイプがある。ツルありには、「モロッコインゲン」や「成平(なりひら)インゲン」のようにサヤが平べったい平サヤインゲンと、「ドジョウインゲン」のように丸サヤインゲンがある。
明石農園で栽培しているのは平サヤのツルありインゲン。

栽培の目安

■畝の準備
畝幅70cm、畝高10cm、95cm幅の黒マルチ。畝間120cm。

■まき方
株間30cm、千鳥で2条。1か所2粒ずつまく。

■タネ採り
7月下旬頃、サヤが枯れたら採り、乾燥させてタネを取り出す。

水はけのいい土壌を好み栽培しやすく収量も多い

マメ科のインゲンは肥料を入れなくてもよく育つのですが、水はけのいい土壌で育てましょう。
水がたまるようなところでは、3月中旬はまだ寒くて地温が上がらないので、まいたタネが腐ったり、発芽しても生育が遅れてしまうことがあります。
3月と8月の2回タネをまけ、支柱は必要ですが、栽培も簡単で収量も多いので、家庭菜園向きです。

①畝の準備

前作の残渣や緑肥を粉砕して土にすき込む場合は、タネまきの2か月前までに行い、畝を立ててから土を休ませておきましょう。
畝間(畝の中央から隣の畝の中央までの距離)を120cm取り、幅70cm、高さ10cmの畝を立てます。95cm幅の黒マルチを張って、あらかじめ地温を温めておくと、発芽やその後の生育がスムーズになります。

②タネまき

タネまきは3月中旬と8月中旬の2回行います。
株間30cmで2条まきしますが、マルチ穴は千鳥にあけます。1か所につき、2粒ずつタネをまいて、土をかぶせ、手のひらで鎮圧します。タネまき後に1度水やりをします。2本とも発芽したら、間引かずに両方育てます。
インゲンに限らず、エダマメやスナップエンドウも同じですが、マメ科は発芽時に鳥に食べられることが多いので、鳥対策をしなければなりません。
明石農園では、タネまき後すぐに、防虫ネットトンネルを畝に設置します。べた掛けでも十分です。鳥からだけでなく、強い風からも幼い苗を守ってくれます。

マルチ穴1か所につき2粒ずつタネをまいて、そのまま間引かずに育てる。

③メンテナンス

本葉が出てきたら、もうハトなどの鳥に食べられる心配はないので、畝を覆っていた防虫ネットトンネルを外しても大丈夫です。明石農園では4月下旬になったら、かぶせていたネットを片付けて、支柱を立てています。

株元に挿した支柱を畝の中央で交差させて、合掌型に組みます。強度を高めるために交差した部分に横ヒモを渡して固定しておきます。強風であおられない、頑丈な支柱を立てましょう。

とくに誘引しなくても伸びたツルは支柱に巻きついていきますが、すでにツルが伸び始めてから支柱を設置した場合は、右巻きになるように誘引してやるといいでしょう。
無肥料栽培だと、病気や虫害はほとんど気になりません。

横ヒモで支柱を固定

4月下旬に防虫ネットトンネルを外したら合掌型に支柱を立てて、ツルを右巻きに誘引する。

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