★樹高は庭木や鉢植えで利用する場合の適切な高さです。適期はとり木に適した時期を表します。
「イチジク」
・樹高:2~4m
・適期:4~8月
たくさんの品種があり、夏、秋、夏秋両方に果実を収穫できる品種があります。株をコンパクトにする場合や枝先だけにしか葉がないような場合にとり木を行います。
「キンモクセイ」
・樹高:4m前後
・適期:4~8月
香りのよい庭木で、花期は9~10月。常緑なので冬でも庭に緑が茂ります。枝がよく出て茂りやすいので、とり木をするときは枝のつけ根に葉が少ない枝を選びます。
「グミ」
・樹高:1~3m
・適期:4~8月
品種によって果実をつける時期が違い、夏や秋に実をつけます。低木で細い枝がたくさん出ますが、とり木は株元に近い比較的太い枝を選びます。トゲのある品種もあるので注意。
「ゲッケイジュ」
・樹高:4~5m
・適期:4~8月
常緑の葉は煮込み料理などに使うローリエとしても知られます。とり木は通常の方法のほか、株元から出るひこばえを利用することもできます。
「コニファー類」
・樹高:1~5m
・適期:4~8月
コニファーはヒノキ科などの針葉樹の総称で、葉が密に茂るものが多く庭木として利用されます。枝先ばかり葉が茂るので、株を再生する場合、できるだけまっすぐな枝を選び、とり木を行います。
「ゴムノキ類」
・樹高:1~2m
・適期:4~8月
ベンジャミンなどのゴムノキの仲間は観葉植物として鉢植えで利用されます。どんどん大きくなるので、とり木で株を増やして高さを調整するか、新しい苗をつくって再生させます。