MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
上手な土の耕し方|「根菜類」について(家庭菜園の基礎)

上手な土の耕し方|「根菜類」について(家庭菜園の基礎)

じゃがいも、大根、にんじん、さつまいもなどの根菜類について、収穫を重視した耕起のテクニックを解説します!農業では、田畑に苗を植えたり種を蒔いたりする前に、耕うん機やトラクターなどを使って、土を掘り返したり攪拌し、土壌を作ります。

perm_media 《画像ギャラリー》上手な土の耕し方|「根菜類」について(家庭菜園の基礎)の画像をチェック! navigate_next

ジャガイモ|栽培全般で耕起が必要になる!

ジャガイモは植えつけ、土寄せ、収穫と栽培の各所で耕起が必要になる野菜です。マルチ栽培をする場合も畝を立て直すために耕します。

ジャガイモは耕すだけで良質なイモが採れるようになります。野菜づくりを続けている畑は肥沃になっているので、耕すことで効き出してくる地力窒素でジャガイモは十分に育つからです。

とくに春作は地温が上がるまでに時間がかかるので、植えつけ前に耕して地力窒素を高めておく必要があります。根が張れるように、植える場所は18cm前後の深さまでよく耕して3層構造にしておきます。

堆肥と有機質肥料の投入は障害が出やすくなるので控えてください。イモの周りに有機物があると、病原菌や害虫の攻撃を受けやすくなります。

有機物が少ない低栄養の土壌では元気に育ち、肌がきれいで味がよく、日持ちするイモが採れます。

サトイモ| サトイモの耕起がいらないリレー栽培がある!

サトイモは発芽するのに温度が必要です。4月下旬~5月上旬の連休頃は地温が低いので、植えつけ前に耕起して微生物の活動を促します。

植え溝を掘るところを、20cmの深さまでよく耕しておきます。
多肥だとイモが肥大しません。野菜づくりを続けている畑なら耕すだけにします。土づくりをする場合は、堆肥だけを使って控えめに施します。低栄養の土壌では、子イモ、孫イモがたくさんつきます。

植えつけや土寄せで耕起が必要なサトイモですが、ジャガイモとのリレー栽培なら耕さないで済みます。
まずは3月上旬頃に耕して溝を掘り、ジャガイモを植えつけます。発芽して葉が伸びてきたら土寄せをします。サトイモの植えつけはこのタイミングです。土寄せをするとジャガイモの隣に溝ができるので、その溝を利用します。

6月になってジャガイモを収穫すると、掘り上げた土がサトイモの株元にかぶさります。サトイモの溝掘りも土寄せもあえてする必要がなくなります。
労力が減らせる一石二鳥のリレープランです。

リレー栽培をしない場合は、溝底植えがおすすめです。深さ20cmの溝を鍬で掘り、溝底に種イモを並べます。
植えたときは覆土せず、芽が伸びるたびに少しずつ土を落として埋めていきます。

5月上旬は地温が低く、しっかり覆土をして深く埋めると発芽が遅れますが、溝底植えなら地温が上がり、初期生育がよくなります。最終的に深植えした状態になりイモが肥大します。

サツマイモ|しっかり耕すと形のいいイモが採れる!

サツマイモは土がかたいとイモが丸い形になります。長細い形のイモを採りたい場合はよく耕して土をやわらかくしておくといいでしょう。

肥料分のない土壌の方がイモの肥大がよくなります。堆肥や肥料ではなく、赤玉土(1~2kg/m2)をまいてから15~20cmの深さまで耕して高めの畝をつくると、いいイモが採れます。

イモの収穫適期は定植から110日頃です。10月中旬~11月上旬に採れるイモは味がいいので、6月中旬~7月上旬の定植をおすすめします。
この時期は気温が高くて草も旺盛に生えてきます。生育初期に草が茂っていると光が十分に当たらなくなり、生育が極端に悪くなります。定植前に耕して草が生えるのを遅らせるほか、途中で中耕して除草します。わき芽が伸びて繁ってきたら、草の中でも育ちます。

ツルを伸ばす場所は不耕起にして草を生やします。裸地だと不定根が根付くからです。不定根が根付いたところにもイモができるので、肝心な株元のイモの太りが悪くなります。

ゴボウ、ニンジン、ダイコン|長くてまっすぐな根を収穫するために耕す!

ゴボウとニンジンは不耕起栽培の方がよく育って、香りのいいものを採ることができます。ただし、不耕起栽培では収穫時に大変な労力が必要です。
ニンジンを引き抜くにも力がいり、良質なゴボウができても掘り出す際に折れてしまっては困ります。

ニンジンは3層構造をつくる耕し方で問題ありません。耕して畝を整えた方が、スジまきがしやすくなります。

ゴボウはタネをまく場所を、ショベルを使って深さ70cmの溝を掘ります。深さ20cmの位置まで土を戻して(50cm分の土を戻す)、降雨後の陥没を防ぐために足で踏み固めます。
残りの土をすべて戻し、平らにならすか、高さ5~10cmの畝を立てます。深い位置まで根がまっすぐ伸び、味のいいゴボウが採れます。一度掘っているので、不耕起栽培よりも収穫しやすくなります。

1
この記事のライター
関連記事
4月は1年でいちばん忙しい! トマトやナスなどのメイン夏野菜の苗植え適期です。有機無農薬で楽しむ菜園生活のコツを紹介した本から抜粋してご紹介!著者は無農薬栽培研究家の能登山修氏です。
226views 園芸レシピ
更新: 2026-03-24 12:00:00
山川理さんに教わる、シリーズ化している家庭菜園はじめの一歩!無農薬の家庭菜園でさまざまな野菜の新品種を育成している山川さん監修の元、サツマイモの苗をつくるコツを解説します。
354views 園芸レシピ
更新: 2026-03-17 12:00:00
3月は春のタネまき本番!激しい気温の変化にこまめに対応しましょう!はじめてでもできる有機無農薬で楽しむ菜園生活のコツを紹介した本から抜粋してご紹介します。著者は無農薬栽培研究家の能登山修氏です。
382views 園芸レシピ
更新: 2026-03-13 12:00:00
野菜の声を聞いて育てよう!明石誠一さんの無肥料自然栽培教室。参考になること間違いなし!
768views 園芸レシピ
更新: 2026-02-24 10:36:41
「枯れた」「実がつかない」「これ病気?」など野菜づくりに関するお悩みは千差万別。お悩みや疑問をその分野のエキスパートに相談して解決してみませんか。ここでは春のジャガイモ作りに関するあらゆるクエスチョンにお答えします!
825views 園芸レシピ
更新: 2026-02-28 22:23:24
最新記事
日本の春を代表する花と言えばさくら。出会いや別れ、楽しかった花見の記憶など、日本人ならだれもがさくらにまつわる思い出を持っているのではないでしょうか?No.161はひらひらと散ってゆく花びらごとブローチに仕立てました。
更新: 2026-03-30 12:00:00
ファスナーつけがいらない、気軽に作れるワンピースのデザインを集めた一冊。今の気分にぴったりのディティールや、シルエット、布地使いにもこだわったデザインが満載。S~M・L~LLの2サイズとS・M・L・LLの4サイズの展開。実物大の型紙2枚つき。
141views 本│裁縫
更新: 2026-03-28 12:00:00
美しさと力強さを感じる切り絵作品「太陽」の作り方を紹介!切り絵を複数枚重ねて、独創的な作品を演出する「重ね切り絵」の世界を存分に楽しめる一冊からピックアップしました。
154views 工作レシピ
更新: 2026-03-27 12:00:00
シニアにとって、スマホは手を出しづらいもの。でも、毎日の暮らしがより便利に、快適になる機能がたくさん詰まっています。ここではその中から、あとで見返したいものをスクショしておく技をご紹介します!
204views ホビー
更新: 2026-03-26 12:45:00
ネクタイと帆布を組み合わせて作ったスタイリッシュなトートバッグ。A4クリアファイルが入る便利なサイズです。人生100年時代、退職後も相棒のネクタイと一緒にいろいろな場所へお出掛けできます。父の日のプレゼントにもおすすめ!
更新: 2026-03-25 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル