MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
着物リメイクの基礎「和服の知識とリメイク前の手順」について

着物リメイクの基礎「和服の知識とリメイク前の手順」について

お気に入りの和服をリメイクして作品を作りましょう!ここではリメイク前に必ず知っておきたい基礎情報。和服の構造、素材の種類、作る前にやっておきたい事前準備などを、写真付きで詳しく解説していきます。

perm_media 《画像ギャラリー》着物リメイクの基礎「和服の知識とリメイク前の手順」についての画像をチェック! navigate_next

<縦線あり>こんな風に縦に線が入っているものは、あとで裂けてくることがあるので注意!

本来は作る洋服のデザインを考えながら和服を選びたいところですが、ほどいて洗ってみてから、どのくらい使える場所があって何が作れるのかがわかる和服もあるので、まずは気に入った柄や素材感のものを選んで、ほどいて洗ってみるのがおすすめです。

*よくある質問

Q 思い出の和服なのですが、少し古くて弱っているかも…。シミもあるし、リメイクできないでしょうか?

A あまりおすすめできませんが、思い出がある和服なら、ひとまずほどいて洗ってみましょう。少しでも使える部分があれば、小物にしたり、柄の1つだけアップリケにしたりして残すことができるかもしれませんよ。

ほどくのは根気よく!

リメイクしたい和服を選んだら、次はほどく作業。大切なのは、慎重さと根気。ゆっくり丁寧に行うのが最大のポイントです。

長年生地と密着していた糸は、生地に食い込んだり糸の滑りが悪かったりすることがあるので、少しずつ丁寧にリッパーや糸切りバサミなどで切ってゆきましょう。
決して写真のように引っ張ったりしないこと!糸が切れずに生地は裂けてしまって台無しになることも。

また、和服には『かんぬき留め』といって、力がかかる部分に補強のために何度も縫い重なっているところがあるので、そこはより一層じっくりとほどきましょう。

<ゆっくり丁寧に>

<NG 引っ張らないで!>

ほどく順番は「仕立てた順の逆に…」と言われていて、衿から外していくのがおすすめですが、最終的に全部がバラバラにほどければいいので、あまり気にせずほどいてOK。
ただし、留袖など大きな柄が続いているもので、その柄をそのまま生かしたい、という場合は、その部分はほどかないでおきましょう。

<かんぬき留めのある位置>

<留袖など流れるような柄は、その部分はほどかず残す>

*よくある質問

Q ついうっかりハサミやリッパーで布を切ってしまった!

A あとでリメイクするときにその部分が避けられるよう目印を。しつけ糸などで周りに粗く縫い印をつけておくと、洗った後でも見つけられます。その部分を使わなければならないときは、洗った後に接着芯を貼って補強するといいでしょう。

しっかり洗って先に縮ませる

どんなにきれいに見える和服も、ホコリが付いていたり汚れていたりします。また、洋服にした後に洗濯したら縮んだ、ということがないよう、先に水洗いするのがおすすめです。

和服のリメイクを手がけている先生方に聞いてみたところ、だいたいどんな和服も水につけると少しは縮むようなので、ここでしっかり水につけて、縮ませておいてから洋服に仕立てる方が安心です。

色落ちが心配だったり縮むのがどうしてもイヤ…というものは、衿など小さい布で試し洗いを。そこで色落ちや縮みが起こり、洗いたくない、という和服は、洋服ではなくバッグなどの小物にリメイクするのがいいでしょう。

4
この記事のライター
関連記事
衿と袖がなく、さらにあきがない衿から袖までひと続きの見返しがついたデザインの仕立て方を、分かりやすく解説!読者様からブティック社への質問としてとっても多い縫い方です。色々な部分縫いが縫えると手作りの幅が広がります。ぜひ挑戦してみてください!
更新: 2024-05-10 12:00:00
ウールなどの厚地のダーツを片方に倒してアイロンをかけると布の厚みでおもて側にひびいてしまいます。切って開いてアイロンをかけることで、ダーツの布の厚みをなるべく減らしてあげる方法を紹介します。洋服や小物の、裏地がある場合に使えます!
更新: 2024-05-09 12:00:00
やさしい音色のプラ鈴を入れたガラガラです。まだ目があまり良く見えていないベビーの目を引くようにビビッドカラーで作りましょう。ちっちゃな手にも握りやすいようにスティックタイプにしました。
更新: 2024-04-30 12:00:00
レースのようなデザインとグラデーションカラーがとてもキレイ。V字のミサンガの結び方をアレンジして作ります。春夏ファッションのコーデのアクセントにぴったり!
1163views 手作りレシピ
更新: 2024-04-23 12:00:00
取扱いにコツがある「ファー素材」の基礎が分かる!裁断の仕方、縫うコツを解説しながら、70×80cmのファーのカットクロスを存分に使って作るネックウォーマーの作り方をご紹介します。サクッと作れるかんたん仕様のあったかグッズです。
更新: 2024-04-21 12:00:00
最新記事
衿と袖がなく、さらにあきがない衿から袖までひと続きの見返しがついたデザインの仕立て方を、分かりやすく解説!読者様からブティック社への質問としてとっても多い縫い方です。色々な部分縫いが縫えると手作りの幅が広がります。ぜひ挑戦してみてください!
更新: 2024-05-10 12:00:00
ウールなどの厚地のダーツを片方に倒してアイロンをかけると布の厚みでおもて側にひびいてしまいます。切って開いてアイロンをかけることで、ダーツの布の厚みをなるべく減らしてあげる方法を紹介します。洋服や小物の、裏地がある場合に使えます!
更新: 2024-05-09 12:00:00
昆虫コレクションから、バッタの折り方をご紹介します。緑色や黄緑色、模様の入った折り紙など、折り紙えらびもポイント。飾ってもいいし、ジオラマを作っても素敵ですね。すきなものをたくさん折ってコレクションすると楽しいですよ!
更新: 2024-05-08 12:00:00
まあるくてポップなカラーのガーベラは明るく元気な気分にさせてくれます。ガラスのコップに入れて飾ると本物のお花みたい!リボンをつけてプレゼントにしても喜ばれますね!
320views 折り紙 花
更新: 2024-05-07 12:00:00
カラフルなコップ。取っ手がついたマグカップ型のタイプです。かわいい柄をつけてもいいですね。いくつも作って、雑貨屋さんごっこにも!
更新: 2024-05-04 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ぬくもりのオススメ

disney_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル