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園芸「バラ栽培の基礎」について

園芸「バラ栽培の基礎」について

バラ園のプロが教える「本当に必要なバラの栽培テクニック」を、写真付きで分かりやすく解説します。美しいバラを育てるためには、いくつかのポイントがあります。病気にならずに健康的に育てて、見事な花を咲かせ、バラのある暮らしをぜひ楽しみましょう!

perm_media 《画像ギャラリー》園芸「バラ栽培の基礎」についての画像をチェック! navigate_next

※バラ栽培に使用する薬剤は、おもに病気を防除する殺菌剤、害虫を防除する殺虫剤の2つ。殺菌・殺虫両方に効果があるものもあります。スプレー式やエアゾール剤は、病害虫の発生時すぐに対処できるので便利。
薬剤を使用する場合は、必ずラベルや説明書で使用量、使用法などを確認のうえ、適正にご使用ください。

*薬剤散布のポイント

殺菌剤と殺虫剤の混合散布が効果的!
薬剤は、病気の防除のための殺菌剤と害虫防除の殺虫剤の2種類に大別されます。一般にはその両方の薬剤を規定の量で希釈した薬液を、一度に散布します。

バラが少ない、小さい場合の防除には、そのまま使えるハンドスプレーやエアゾール剤が便利。フローラガードALはそのまま使えるスプレータイプで、葉の裏にも散布しやすい逆さ噴射のできるすぐれもの。

規定の濃度を正確に守る!
薬剤は効能、説明書きをよく読み、示されている希釈倍率を正確に守ることが大切です。濃度を濃くしたからといって効果が上がるわけではなく、逆に害虫や病原菌がその薬では効かない耐性をもつことになります。

散布時の注意点
●春先などは薬液を冷たい水で作ると逆に病気を誘発する場合があるので、水温に注意する。
●春と秋は気温が上がった午前中、夏は朝夕の涼しい時間帯に散布する。
●同じ株に2度がけしない。
●1週間に1回の割合で散布し、同じ薬剤を長く続けて使わないこと。3回使用したら、別の薬剤に切り替える。
●残った薬液は排水溝などには流さず、必ず土中にしみ込ませる。

薬剤散布時、薬液を体に付着させないように、ゴム手袋、マスク、レインコートなどで身支度を整え、防護する。

春先は「べと病」予防が必要!
薬剤を散布すると、一時的に葉が枯れたり黄変したりする薬害を受けることがあります。気温の低い春先などはべと病の発生を抑えるため、必ずマンネブ水和剤を混合します。

ここがPoint! 希釈倍率の計算法
作りたい希釈倍率で割り算をすれば、薬剤の量が算出されます。

[例]A剤の800倍液とB剤の1000倍液で1ℓの薬液をつくる場合
A: 1L=1000ml÷800=1.25ml B: 1L=1000ml÷1000=1ml (水和剤の場合はg)

*害虫

■アブラムシ(発生時期:4~11月)

新芽、蕾などのやわらかい部分を覆うように、緑色や黒色の極小の虫がつき、養分を吸汁して成育を阻害する。また、放置するとすす病の原因にも。

予防と対策:ウイルス病を媒介するなどの二次病害もある。早期発見なら捕殺。ブラシなどでこすり落とす方法も有効。大量発生後は薬剤を散布。

■ハダニ(発生時期:5~11月)

葉裏に寄生する吸汁性害虫で、クモの仲間。吸われたところは葉緑素がなくなり、白いかすり状の斑点になる。

予防と対策:高温乾燥の真夏に大量発生するので、梅雨の間に防除するのが得策。特にミニバラが被害にあいやすい。葉を裏返して点検し発生していたら、強く水をかけて洗い流して薬剤を散布。

■アザミウマ類(スリップス)(発生時期:5~11月)

蕾や花に潜り込んで吸汁する。花が奇形になったり、変色したりする。蕾が開かず、花が咲かないこともある。

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