
ネギとは?(特徴)
薬味やサラダなどに何かと便利なネギ。緑の部分が多く数々の効能が期待できる栄養満点の「葉ネギ」と、甘みのある白い部分の多い「根深ネギ」があります。暑さ寒さに強く、作りやすい野菜です。
・ユリ科
・栄養/ビタミンC、カロチンが豊富
・性質/日なたを好む、水分を好む
・病害虫/あまり発生しない
・連作/2~3年は不可
種まきと収穫に適した時期
■種まき:3~4月頃、9~10月頃 ■収穫:4月頃、7~8月頃
※野菜作りにはそれぞれに適した時期があります。
※関東地方を基準としたものです。関東より暑い地方や寒い地方で栽培する場合は時期の調整が必要です。

育て方
1. 苗床を作る
ネギは、畑の一部化か、箱などにタネをまいて苗を育ててから、畑に植えつけます。これを苗床といいます。1平方メートル当たり苦土石灰200g、ようりん50gを施してよく耕します。
2. 元肥を入れる
5~7日後に、マグァンプKなどの化成肥料を1平方メートル当たり60gまき、土を砕きながら、よく混ぜておきます。最初に入れる肥料を元肥といいます。
3. タネをまく
低いうねを作って、水でよく湿らせてから、全面にタネをまきます(バラまき)。深さ1~2cmの溝を10~15cmの間隔で掘って、スジまきにしてもよいでしょう。
ネギのタネは黒いので、石灰をうね全体に薄くまいてからタネをまくと、タネの落ちた量もわかり、酸性の中和にもなります。土をかけた後、堆肥を粉にしたものを上に薄くまくと、乾きも防げ、肥料にもなります。
4. 発芽
タネまき後7~10日で発芽します。芽の先端についているのはタネです。
5. 込んでいる部分を取り除く
込み合っている部分の芽を引き抜きます。これを間引きといいます。苗が均一に育つように間引きます。

6. 植えつけの準備をする
秋まきは5月、春まきは6月が植えつけの適期です。草丈20~30cmになったら畑に植えつけます。苗はなるべく大小を区別して植えます。混ぜて植えると、小さい苗は大きい苗に負けて育ちが悪くなります。
7. 植え溝を掘る
幅15cm、深さ20cmの溝を作ります。この時、溝の片側は垂直になるように注意しないと、苗が曲がってしまいます。
8. 肥料を入れる
苗を植えつけ、名もとに3~4cm土をかけ、その上に1m当たり堆肥2kgをしき、化成肥料200gを施します。
9. 土を入れる(土寄せ)
溝の中に土を入れます。これを土寄せといいます。土寄せは一度におこなわず、3~4回に分けて行います。土寄せすると、葉が白くやわらかくなります。これを軟白といいます。一度にたくさんの土をかけすぎると枯れるので注意しましょう。
10. 肥料を追加する
土寄せするたびにチッソ肥料を追加します。これを追肥といいます。うねの長さ2mあたり硫安ひとつかみをまき、土をかけます。

11. 収穫の目安
草丈40~50cmで、茎の下のほうが軟白してきたら、収穫適期です。
ネギを使った料理 おすすめレシピ
自分で作ったネギの美味しさは格別!ここではおすすめのレシピを1つご紹介します♪

『ネギとこんにゃくの田楽』
手作りごまみそだれがおいしい!酒の肴にも好評です。
・ネギの白い部分 約50cm分
・こんにゃく 1枚
・ごま油かサラダ油 少々
ごまみそだれ
・みそ、水 各大さじ4
・砂糖 大さじ2
・みりん、甜面醤 各大さじ1~1と1/2
・酒 大さじ1
【作り方】
①ごまみそだれの材料を合わせて電子レンジで1分間加熱します。
②こんにゃくは格子に包丁を入れて熱湯でゆで、細長く8つに切ります。
③ネギはこんにゃくの長さに合わせてぶつ切りにします。
④竹串にこんにゃくとネギを交互に刺し、薄くごま油かサラダ油を塗り、オーブントースターで両面を焼き、ごまみそだれを塗ります。

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