MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
家庭菜園「らくらく堆肥づくり」のやり方・コツ!

家庭菜園「らくらく堆肥づくり」のやり方・コツ!

冬は堆肥づくりに最適の時期です。ただ、堆肥づくりには体力がいりますし、手間もかかります。混ぜる、切り返す、木枠をつくり直すといった大変な作業を省きつつもおいしい野菜が採れる、良質な堆肥に仕上がる方法をベテラン菜園家の田中寿恭さんに教えてもらいました。

perm_media 《画像ギャラリー》家庭菜園「らくらく堆肥づくり」のやり方・コツ!の画像をチェック! navigate_next

目次

03 材料を入れて足で踏む

枠に落ち葉ともみ殻を入れたら、米ぬかを全体にまぶします。足で踏みつけて余分な空気を抜きます。
1回に投入する量の目安は、落ち葉は45L袋を10個ほど、米ぬかは水ヒシャク7~8杯、もみ殻は20Lほどです。

04 水を加える

水は落ち葉が湿るまでたっぷりかけます。
水はけのいい場所であれば、水がたまることはありません。
水分不足も温度が上がらない原因になります。
もみ殻を入れた場合は混ぜないで、このまま発酵させます。
切り返しの作業も不要です。



★1~2か月熟成させる

05 再び材料を投入

発酵がうまく進むと、1~2か月後には3分の1ぐらいまでカサが減ります。1回目と同じ分量の落ち葉、米ぬか、もみ殻を入れて、再び仕込みます。
方法は③~④と同じです。1か月ほど経ってカサが減っていたら残りの材料も仕込みます。

06 秋まで熟成させる

すべての落ち葉を仕込み終えたあとも、切り返しは行わず、10か月から1年ほどしっかり熟成させます。

07 野菜の残渣を入れる

サツマイモやサトイモ、カボチャなど、夏野菜の残渣がたくさん出たら、熟成途中の落ち葉堆肥の上に積みます。
トウモロコシだけはかたくて分解が遅いので、根は入れず、茎は10cmに切ってから投入します。
残渣の上に米ぬかをまき、そのまま寝かせます。



★1回目の仕込みから10か月~1年後

08 堆肥を取り出す

1回目の仕込みから10か月~1年経つと、下の方が使えるようになります。木枠の1か所だけはずして、中に入っているものを一度出します。下の方の落ち葉は熟成して堆肥化しています。堆肥になっているものだけ袋に詰めて保管します。上の方の未熟な部分は枠に戻して、その上に新しい落ち葉を投入して仕込み始めます。

ベテラン菜園家 田中寿恭さん

田中寿恭さん/たなかひさやすさん
1946年生まれ。菜園歴40年の大ベテラン。奈良県にある畑で年間100種類以上の野菜を栽培。化学肥料と化学農薬に頼らない、アイデアいっぱいの野菜づくりを長年続けている。

「野菜だより2021年1月号」の「田中さん家のらくらく堆肥づくり」より

野菜作りについてもっと見たい方におすすめ!

「野菜だより2021年1月号」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの野菜作りの基礎やレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。

5
この記事のライター
関連記事
トウガラシをたくさん収穫したら、焼酎に漬け込んで害虫忌避剤をつくってみませんか?アブラムシやハダニなどをはじめとする様々な害虫に効果があります。簡単に作れるので、いざというときの為に用意しておき、大事な農作物を守りましょう!
160views 園芸レシピ
更新: 2025-07-16 12:00:00
身近にあるもので簡単に作れる自然農薬のレシピ!ここでは、根量が増え、大きく育ち、果菜類は糖度アップが期待できる!「生育促進」に効果を発揮するタンニン鉄について解説します。
349views 園芸レシピ
更新: 2025-07-11 12:00:00
近年、鳥獣被害は都市近郊でも増えてきています。今回は鳥獣別に菜園歴の長い方が実際に行っている対策方法をご紹介します。大事な農作物を守るためにぜひ取り入れてみてください。
274views 園芸レシピ
更新: 2025-07-08 12:00:00
平均気温の上昇に伴い様々な害虫が活発さを増しています。農薬に頼らず安心して有機家庭菜園で健全に野菜を育てるための対策についてご紹介します。ぜひ夏の野菜づくりに活かしてください。
386views 園芸レシピ
更新: 2025-06-26 12:00:00
畑でもプランターでも、天然に近い極上のマイタケを簡単に栽培できます。スーパーで売っている菌床栽培マイタケとは味も香りも食感もとにかく違います。原木の伏せ込みは梅雨明け前まで。今年、家庭菜園でマイタケをつくってみませんか?
284views 園芸レシピ
更新: 2025-06-24 12:00:00
最新記事
コイルファスナーを使った、小さな小さなバニティケース。アクセサリーや小銭を入れるのにぴったり!ラミネート生地を使って、裏地無し、縫い代の始末無し(切りっぱなし)のかんたん仕立てにしています。
更新: 2025-07-18 12:30:00
無地、プリント、チェックなど、布地の組み合わせが楽しいラップホルダー。さっと取り出せるのでキッチンにあるととっても便利です。お気に入りの柄を取り入れて是非作ってみてください。
更新: 2025-07-17 14:21:00
トウガラシをたくさん収穫したら、焼酎に漬け込んで害虫忌避剤をつくってみませんか?アブラムシやハダニなどをはじめとする様々な害虫に効果があります。簡単に作れるので、いざというときの為に用意しておき、大事な農作物を守りましょう!
160views 園芸レシピ
更新: 2025-07-16 12:00:00
メガネモチーフのアップリケを縫いつけたおしゃれなメガネ入れ。無地とヒョウ柄プリントの組み合わせが素敵。ワンタッチでメガネが取り出せるよう、入れ口はバネ口金を使っています。
更新: 2025-07-15 12:00:00
2本のネクタイを組み合わせ、ころんとしたフォルムが可愛いポシェットに。ネクタイの剣先をイメージした形のフラップに、レトロなボタンを飾りました。口にはファスナーも付いているので、使い勝手もばっちりです。小紋×レジメンタルタイもレトロ感が満載!
更新: 2025-07-14 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル