ハクサイ
生育前半のストチュウ水が効く5~7日おきにたっぷり散布!
●ハクサイは、定植後の本葉5~6枚から25枚までの、結球が始まるまでの生育前半が勝負どき。5~7日おきに、夕方にたっぷりとストチュウ水を散布する。
●乾燥地生まれなので葉に産毛が発達していて、葉面からの吸収が得意。ストチュウ水を与えると、翌日元気に新しい葉を出す。本葉25枚を過ぎたら散布を控える。
キャベツ
生育初期に7~10日おきの散布 アオムシ防除に役立つ!
●ハクサイ同様、初期生育がよいと順調に結球する。定植後の本葉5~6枚から20枚までの結球が始まるまでに、5~7日おきに夕方、たっぷりストチュウ水を散布する。結球が始まったら与えなくていい。
●生育初期にアオムシ被害にあうとダメージが大きい。葉面散布で代謝を上げ、虫や病気に負けない健康体質をつくることは重要。
ダイコン
発芽後20~30日までの散布で葉の生長を促す!
●乾燥地生まれなので葉に産毛が発達していて、葉面からの吸収が得意。
●ニンジンほどではないが、生育初期の適切な水分が生長の良し悪しにかかってくる。発芽後20~30日の葉の生長期に、7~10日おきにストチュウ水を夕方サッと散布する。後半は不要。
●春まきダイコンでは害虫防除に有効。
●夏秋まきダイコンでは暑さと干ばつ対策。
ニンジン
発芽後40日間は葉の生長期 ストチュウ水の散布が効く!
●ニンジンはアフガニスタンの山麓生まれ。雨季に発芽して育ち始め、後半は乾燥気味の気候の中で育つ。
●畑でも生育初期の約40日の間、7~10日おきに夕方にストチュウ水をたっぷり与える。この40日間は葉が生長する時期だ。
●40日を過ぎたら、ストチュウ水の散布は控える。水を与えない方が根の肥大性が高まる。
ネギ
真夏の干ばつ時に散布してさび病などの病気を予防!
●梅雨明けから赤さびが出やすくなる。真夏の干ばつ時に、夕方、10~14日おきにストチュウ水を散布するとさび病予防になる。
●育苗中の散布は虫よけにも有効。
●定植時にはストチュウ水を与えないこと。水分過多で根腐れする恐れがあるからだ。
●購入した苗の場合、根が乾いていたらストチュウ水に半日ほど浸けてから定植する。
ホウレンソウ
カル酢入りストチュウ水で冬の低温期の生育を促進!
●温度が低いと土壌微生物や根の活性が落ちるので、カル酢入りストチュウ水で葉からカルシウムやストチュウの養分を吸わせる。
●カルシウムが吸えずに葉が黄色くなったら、日中の暖かい時間帯に葉面散布する。
●生育初期に散布すると水分過多で根腐れが心配。散布は最終間引きが終わったあとや収穫が始まってから散布するといい。
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