夏野菜づくりに向けてひっくり返し畝づくり
編集部の実験畑では、夏野菜用の畝の準備が始まっています。
写真は“ひっくり返し畝”づくりの様子。これは、ガッテン農法の三浦伸章先生が推奨する、ほぼ無肥料での野菜づくりが可能となる畝です。土を細かく耕すことをせず、ショベルで土を大きな塊のままひっくり返していくのがポイントです。水はけも通気性もよく、土壌の生物活性が上がります。
01 ショベルを斜めに刺し、土を起こす。
02 土を大きな塊のまますくい、180度反転させる。
03 反転させた土を地面に載せ、畝をつくっていく。草が生えている時期なら草ごとひっくり返すが、この時期は草がないので、枯れ草をまいてから土を反転。枯れ草が土に埋まるように畝をつくる。
04 畝の表層をレーキで軽くならして5本の畝が完成。野菜畝と緑肥畝の交互配置を実践予定。緑肥畝には、ムギ類に加え、オクラ、エダマメなどを混植する。
抜くのにいつも苦労するシート押さえが“スルリ!”
まず、前作で使用していた防草シートやマルチシートをはがすため、シート押さえピンを抜きます。その際に、浅野木工所の「杭抜き太郎」を利用してみました。
以前は、地面にしっかり刺さった押さえピンを抜くのに苦労し、手や指が痛くなるばかり。ところが、杭抜き太郎を使うと、驚くほどの簡単さです。小さな力でピンをスルリと抜くことができ、これにはビックリ! 作業がはかどりました。これはおすすめです。
シート押さえを引き抜く便利グッズ「杭抜き太郎」。畑で見失いにくい赤色がうれしい。
シート押さえのピンにフックを引っ掛ける。
防草シートを足で押さえ「杭抜き太郎」を引き上げると、シート押さえが簡単に抜けた。これはラク!