ハクサイの畝。刈り草を適宜積み足しながらハクサイを育てる。使うのはイネ科の夏草。ハクサイの収穫が終わったら畝に夏草をどっさり載せ、ナスの定植まで養生しておく。草マルチの底面は分解が進んで土化している。地表面と一体化した状態になっているのがポイント。
5月に草マルチをかき分けてナスの苗を植えて栽培を始める。生育は順調だ。
暑さに負けずに収穫が続く。
【+α】ガッテン農法流!ドーナツ状草マルチ
こちらは三浦伸章さんがガッテン農法セミナーで推奨しているユニークな草マルチ。刈り草をドーナツ状に敷き、その中央に野菜を植えます。サイズは直径1m20cm、厚さ20cm。野菜の根張りがよくなるそうです。
こちらは三浦伸章さんがガッテン農法セミナーで推奨しているユニークな草マルチ。刈り草をドーナツ状に敷き、その中央に野菜を植えます。サイズは直径1m20cm、厚さ20cm。野菜の根張りがよくなるそうです。
猛暑、干ばつ、長雨、冷夏にも対応! 新 畑のトリセツ “全天候型”菜園づくりのヒント
2023年の夏は、全国的に猛暑と干ばつが続き、集中豪雨もありました。
そして、秋らしい秋は短く、急に冬に入った感があります。
野菜によっては育ちが絶不調で、病虫害に悩まされた方も多かったようです。
畑の準備や野菜のメンテナンス方法に新たな工夫を採り入れて、猛暑、干ばつ、大雨などに強い“全天候型の畑づくり”を目指しましょう。
*教えてくれるのは
竹内孝功さん
三浦伸章さん
田村吾郎さん
毛呂陽子さん
*野菜の根を守り育てるための新処方を紹介!
“夏野菜づくりはこれまでに経験したことがないほどに苦労し、病虫害も多く、収量も少なめだった”、“朝夕に水やりをしたが焼け石に水だった”、“真夏日がいつまでも続いたため、ダイコンや葉物野菜のタネまきは4回目でやっと成功した”といったお便りが、全国の読者から届いています。
異常気象への備えは、今後ますます必要になるでしょう。いったい、どうしたらいいのでしょうか。
異常気象下ではもはや、野菜の育ちを肥料と水でコントロールしようとしても限界があります。
もっとも強力な備えとなるのは、野菜自らが異常気象に強い体質になること、つまり、野菜が根を十二分に張って育つことです。
根の健全な発達には、水持ちと水はけのよさが両立した“団粒構造”の土づくりが欠かせません。その意味で、自然農法や自然栽培、有機農法に学んで土づくりを進めることが、これからの家庭菜園の基盤になってくるでしょう。
野菜作りにまつわる情報をもっと知りたい方におすすめ!
「野菜だより2024年1月新春号」では、今回紹介した野菜以外にもたくさんの家庭菜園の情報を、わかりやすく丁寧に紹介しております。