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「島ラッキョウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「島ラッキョウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

島ラッキョウは、らっきょうの一種で、独特な辛みと香味がある野菜です。沖縄で栽培されていて、沖縄の飲食店ではお酒のおつまみの定番でもあります。ここでは地域による栽培時期、育て方、収穫方法などを、解説します。

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島ラッキョウとは(特徴)

浅植えは小粒に、深植えは大粒に育つ

「島ラッキョウ」とは沖縄県独自のラッキョウの品種です。一般的なラッキョウよりも小型で香りが強いのが特徴です。私はエシャレットとして若採りして生食するほか、ラッキョウ漬けにもします。

分げつで増やして生食もラッキョウ漬けも楽しむ

沖縄の島ラッキョウは茎が少し紫がかっていて、1粒から20~30個に分げつして増えます。生食でき、ラッキョウ漬けはもちろん、天ぷらや酢漬け、塩漬け、味噌漬けなどもおいしいです。

*ヒガンバナ科

■監修=三並清継さん
みなみきよつぐ●家庭菜園歴17年。愛媛県新居浜市にある約1000m2の畑で農薬を使わない野菜づくりを楽しむ。家庭菜園を始めた頃は化学肥料を使っていたが、5年前から有機栽培に移行。有機栽培2年目にはボカシ肥料の施肥量を半分に減らし、3年目に畑の土壌酸度がph6前後で安定しているのを確認してから、作付けのたびに堆肥や石灰をすき込むことを中止。その後も徐々に使う堆肥や有機質肥料の量を減らしつつ、畑の草や緑肥作物を活かした野菜づくりを行い、病虫害の少ない畑でおいしい野菜づくりを実践中。
(病気や害虫が減って野菜が育てやすくなり、味のいい野菜が採れる三並流超減肥有機農法での野菜の育て方を紹介します。)

栽培の目安・カレンダー

■植え方:ラッキョウ漬け用には7~8gのタネ球を尖っているほうを上に向け、1穴2粒、浅めに植える。早採りのエシャレット用は1穴3粒。

■追肥:本葉2~5枚伸びているときにタンニン鉄液を散布し、12月と2月に1m2あたり100mlのボカシ肥料を施す。

育て方

01 植えつけ

9月中旬~10月中旬にタネ球を植えつけます。たくさん分球させて小さめのラッキョウを収穫したいので、1粒が7~8gの大きめのものをタネ球として使い、1か所2粒ずつ、尖ったほうを上にして植えつけます。

タネ球は頭の先が少し地上に出ているくらいの浅植えにします。浅植えにすると分球が多くなり、小粒のものが多くなります。深植えすると分球が少なくなり、大粒のものが採れます。

エシャレットとして若採りし、生食するものは小粒のタネ球を1か所3粒植えにします

02 メンテナンス

本葉が2~5枚伸びた頃、タンニン鉄液をまきます。追肥はニンニクと同じで、12月と2月にボカシ肥料を施します。

03 収穫

4月中旬~5月下旬に若採りしてエシャレットで楽しみます。
5月中旬~7月中旬、何回かに分けてラッキョウを収穫します。
一部をそのまま畑に残して2年採りにすると、再度分げつして数が増え、やや細身のよく締まった良質のラッキョウが採れます。

定植後にタンニン鉄液をまいて育てたところ、根張りがよくなった。若採りのエシャレットの収穫をするとき、移植ゴテで土を起こさなければ手で抜けなかった。細めのエシャレットではなく太い島ラッキョウが採れた。

野菜作りにまつわる情報をもっと知りたい方におすすめ!

「野菜だより2023年9月秋号」では、今回紹介した野菜以外にもたくさんの家庭菜園の情報を、わかりやすく丁寧に紹介しております。

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この記事のライター
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