図案の写し方
薄手の布ならば図案の上に布をのせ、透けた図案をチャコペンで写します。
透けない場合は布用複写紙か図案写しマーカーを使って写しましょう。
*布用複写紙を使う
1.布に図案をのせ、間に複写紙を挟みます。図案の保護のためにセロファンを重ねます。

2.図案をクリアファイルに入れます。これはインクが図案の紙に染み込むのを防ぐためです

3.ソフト・トレーシングペーパーをのせ、透けた図案をマーカーでなぞります。

*図案写しマーカーを使う
1.特殊なペーパーとマーカーを使い、簡単に図案を写すことができます。

2.図案をクリアファイルに入れます。これはインクが図案の紙に染み込むのを防ぐためです

3.ソフト・トレーシングペーパーをのせ、透けた図案をマーカーでなぞります。

4.写す布の上に2をのせ、もう一度図案をなぞります。

5.インクが布に染み込んで図案が写せました。このインクは水をつけなければ消えません。

6.図案を消すときは水筆か、濡らしたペーパータオルなどで水をつけます。ペーパーも水で消えるので何度でも使えます。

布端の始末
刺しゅうの間に布がほつれるのを防ぐためには布端を始末しておきます。
*ピンキングはさみ
布端をピンキングはさみで切っておきます。

*巻きかがり
布端を大きく巻きかがりします。しつけ糸や余った刺しゅう糸を使いましょう。

刺しゅう枠の使い方
1.刺しゅう枠を外し、内側の枠に布をのせます。

2.外側の枠をはめてネジを締めます。

3.布を下に引っぱり、ゆがみを直しながらピンと張ります。

枠と針の持ち方
枠の持ち方と刺しゅうの方法です。枠の表側から針を入れ、布をすくって刺す方法と、1針ごとに抜き切って刺す方法があり、ステッチの種類によって違います。
サテンステッチやロング&ショートステッチは1針ずつ刺し、アウトラインステッチやレゼーデージーステッチはすくって刺します。
*布をすくう

針を表から入れ、次の場所に針を出してから糸を引きます。
*1針ずつ刺す(アップダウン式)
1.布の裏側から針をなるべく垂直に出します。

2.糸を抜き切り、表側から針を垂直に入れます。

3.針を裏で持ち、引きます。

その他の「刺しゅうの基礎情報」
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