気ままにハンドメイド!(作品の説明)
〝村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ〟
村雨、それは秋に降るにわか雨のこと。
〝にわか雨が通り過ぎていった後、
まだその滴も乾いていない杉や檜の葉のあたりから、
白い霧が立ちのぼる秋の夕暮れ─〟と、詠ったのは寂蓮法師。
まるで水墨画のような静けさを想わせる百人一首の叙景歌です。
古から秋の雨はどこかもの悲しさを感じさせるものですが、地球温暖化による気候変動の影響もあり、もの悲しさより雷雨の激しさが際立つ、現代の雨事情。
長傘の出番が昔より増えたという方も多いのでは。
内側は吸水性の高いパイル地を使っているので傘の水滴をサッと拭き取ることができる上、傘の先端につけておけば、床に水滴が滴ることも防げます。
いらなくなったタオルのリメイクアイデアとしてもおすすめです。
傘立てに入れるときは、傘の持ち手側につければ目印になるので、他の方に取り違えられることもなくなります。
お気に入りのアンブレラシュシュをつけた傘があれば
ちょっぴり憂鬱な雨の日も、楽しみになるかもしれませんね。
必要な材料
・表布(ナイロン)35cm幅15cm
・別布(パイル地)35cm幅15cm
・太さ0.6cmの丸ひも 50cm
・ストッパー 1個
製図
☆=ひも通し口(表布のみ)
※1cmの縫い代をつけて裁ちます。
本体(表布、別布 各1枚)
作り方
※縫い始めと縫い終わりは返し縫いをします。
01 本体を作る