4. 本葉5枚で親ヅルを摘芯
メロンはスイカと違って、親ヅルにも子ヅルにも実がつきません。実がつくのは孫ヅルです。
そこでまず、本葉5枚くらいで親ヅルを摘芯します。やがて子ヅルが元気に伸び出します。元気な子ヅル3本を伸ばして育てます。
そのとき、苗が弱々しく、生育が悪いと感じたら、本葉7枚まで待ってから摘芯します。摘芯を遅らせると、その間に根が伸びて樹勢が強まります。様子を見て、強い子ヅルが発生しているのを確認したら、親ヅルを摘芯します。これで安心です。
子ヅルが同じ方向に向かって伸びるよう手助けし、ツルが伸びる先に草マルチを追加しておきます。追肥はしません。あとは、ほぼ放任で育てます。
摘芯作業は、ハサミでツルの先端を切ります。親ヅルは本葉5枚目のとき、子ヅルは本葉25枚目のときです。
5. 子ヅルを本葉25枚で摘芯
さらに、子ヅルが伸びたら本葉25枚くらいで摘芯すると、養分を孫ヅルに集中させることができます。
6. 摘果はしない
一般的な栽培法では、1ツルにつく実を1~2個に絞るために摘果作業をします。ですが、この栽培法では摘果しなくて構いません。結果的に、困るほど多くの雌花はつかないからです。
7. ミニヒマワリを混植
メロンの株間にミニヒマワリのタネをまきます。花が咲くとアブやハチが集まり、メロンの受粉を助けてくれます。また、ミニヒマワリを育てるとセンチュウ防除になります。メロンとひまわりの根が菌根菌ネットワークで結ばれて生育がよくなります。
受粉はアブやハチにお任せですが、人工授粉をすると確実。メロンは両性花。やわらかい筆でなぞって授粉します。
8. メロンを収穫
甘い香りがし、ヘタに離層ができたり、お尻が固くなってきたりしたら収穫。収穫後、1週間おいてから食べるとおいしいです。
着果して肥大期に入ったメロン「サンライズ」。スイカやカボチャなどの栽培に使う「座布団」を実の下に敷くときれいな球に仕上がります。
03 マクワウリののんびり栽培
遅めの定植+親ヅル摘芯+ほぼ放任!定植を急がず、あとはマクワウリにお任せ