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スイカ、メロン、マクワウリ栽培のやり方とコツを解説!

スイカ、メロン、マクワウリ栽培のやり方とコツを解説!

おいしさと甘さに感動!スイカ、メロン、マクワウリ、それぞれの野菜の性格を知って栽培に活かしましょう。いずれもウリ科の野菜です。植えつけ適期を選び、水はけや風通しなどの栽培環境を整えて、甘く、おいしい実を収穫しましょう!

perm_media 《画像ギャラリー》スイカ、メロン、マクワウリ栽培のやり方とコツを解説!の画像をチェック! navigate_next

編集部の畑のスイカ栽培。高畝に白黒マルチを張り、植えつけ場所に穴を掘り、枯草を仕込んでいるところです。

枯草に土をかぶせて埋め、スイカの苗を植えます。おいしいスイカが採れました。

01 スイカのラクラク放任栽培

ネギ鞍つきに植える+整枝作業なし!甘くておいしい実を〝ほぼスイカ任せ〟でつくる!

1. ネギ鞍つきを用意する

畝幅100~120cmのスペースを用意し、株間100cmでスイカを植えます。
植えつけの1か月前〝ネギ鞍つき”を用意します。苗を植える場所に深さ30cmの穴を掘り、完熟堆肥を埋め、土を寄せて高さ10cmくらいのマウンド状にします。てっぺんにネギの苗を2本さしておきます。完熟堆肥の量は、小玉スイカなら1握り、大玉スイカなら1握り半です。
ネギ鞍つきのねらいは、土の団粒化を促すことです。完熟堆肥は窒素分が薄めのものを利用します。完熟牛ふん堆肥、または腐葉土を使うなら米ぬかを少しだけ混ぜて使います。
窒素が余計に効くとスイカはツルボケしますから、有機栽培を続けている肥沃な畑なら完熟堆肥は不要です。枯れたエノコログサなどの雑草を埋めてネギ鞍つきをつくるのもおすすめです。

ネギ鞍つきにスイカの苗を定植
ネギをあらかじめ植えておくことで、土づくりが自然に進んでいます。おかげで、スイカの苗はスムーズに根を伸ばして行けます。まず直根を地下に下ろし、続いて側根を横方向に伸ばしていきます。ネギ効果で、つる割れ病などの病害のリスクが下がるのもメリットです。

2. 本葉4~5枚の苗を植える

苗の定植は中間地なら5月上旬が目安です。ネギ鞍つきのネギをいったん抜き、植え穴を掘ります。植え穴の底にネギの根を広げるようにして置いたら、スイカの根鉢をおさめ、土を寄せて隙間を埋めます。
鞍つき畝に植えたスイカは直根を深く伸ばし、その後、側根を深く広く張っていきます。

3. 周囲に草マルチ

苗を植えたら周囲を草マルチで覆います。地面が少し見える程度に草を敷きます。また、株周りには草マルチをせず、土が見えるようにあけておきます。土に光をあてて、根の周りの土を温めたいからです。
このとき2握りの米ぬかを草マルチに上に薄く振ります。このひと手間でスイカがちょっと甘くなります。

ツルが伸びる先に草を生やす
敷きワラや草マルチで、ツルを伸ばすスペースをカバーします。草やムギ類の緑肥作物を生やしておくのもおすすめ。スイカは巻きヒゲでワラや草をつかみながら、ツルをグングン伸ばします。

4. 親ヅルの摘芯はしない

摘芯せずに親ヅルを伸ばします。やがて子ヅルが伸びだしたら、親ヅルと同じ方向に誘引します。
一般的な栽培では、本葉5枚くらいで親ヅルを摘芯して子ヅル3本を伸ばしますが、摘芯はあえて行いません。
摘芯をしなければ、根が強く張るので低栄養の畑でもしっかりスイカは育ちます。
大量の堆肥や肥料を入れ、整枝、摘芯、摘果をきちんとこなして樹勢をコントロールする方法は、難しいです。

親ヅルは摘芯しない
一般的な栽培法では、写真のように親ヅルの先端を切って子ヅルの発生を促します。けれども、今回おすすめするのは、親ヅルを摘芯せず、親ヅルの根も生かして育てる方法です。自然に発生する子ヅルも伸ばしていきます。肥料を与える栽培法ではないので、過繁茂して困ることはありません。

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