受粉が成功したら緑の実が少しずつふくらんでくる。子どもの握りこぶしぐらいの大きさになったら追肥を施しはじめる。それまでは行わない。
ある程度の大きさになったら玉直しを行う。果実をくるっとまわすことで、かぼちゃの形が整えられ、実の色もきれいな緑色になる。
ヘタの部分にコルク層があらわれてきたら、収穫の時期。ヘタの部分を2cmほど残してハサミで切り落とす。
ミニカボチャにまつわる豆知識
■収穫したカボチャは風通しのよいところに置く!
収穫後は、風通しのよい場所で1週間~10日ほど置いておきます。これを「風乾」といいます。
そうすることで果実のでんぷんが糖に変化し、甘みが増してきます。果肉が黄色から橙色に変化し、ホクホク感が増します。
収穫したてのものより、少し置いたもののほうがおいしい!
■種まきして苗をつくる!
カボチャ類は種からでも失敗は少なく、苗づくりまでできます。
とくにカボチャの種は常温でも3年~4年は保存できるため、種が余っても心配ありません。土は市販の種まき用土を利用するとよいでしょう。
1.種は品種によって形がさまざまだが、中身がしっかり入ったものをまく。
2.尖ったほうを下向きにしてポットに数粒まき、1cm~2cm程度覆土する。
3.本葉が展開したら、1株ずつポットに植え替える。そのとき、根を切らないようにそっと行う。
4.本葉が4枚前後になったら、プランターに定植する。