MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
「ミニゴボウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「ミニゴボウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

春いちばんの美味しい野菜作りのノウハウをご紹介!ミニゴボウは、35~45cmくらいの長さで、家庭菜園に向いています。サラダやきんぴらなど、お料理にも大活躍!収穫が大変と言われるゴボウですが、もみ殻入り高畝で育ててれば、収穫もラクラク!

perm_media 《画像ギャラリー》「ミニゴボウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

ミニゴボウとは(特徴)

長さ80cmくらいに生長するゴボウに対し、「サラダゴボウ」ともいわれるミニゴボウは長さ35~45cmくらいにしかならず、育てやすいです。キク科。

■監修 三並清継さん
みなみきよつぐ●家庭菜園歴17年。愛媛県新居浜市にある約1000㎡の畑で農薬を使わない野菜づくりを楽しむ。
家庭菜園を始めた頃は化学肥料を使っていたが、5年前から有機栽培に移行。その後も徐々に使う堆肥や有機質肥料の量を減らしつつ、畑の草や緑肥作物を活かした野菜づくりを行い、病虫害の少ない畑でおいしい野菜づくりを実践中。

栽培の目安・カレンダー

・畝の準備:畦シート3枚で高さ60cmの高畝
・まき方:株間1cmスジまき、条間10cmで5列
・元肥:中間層にうっすらボカシ肥料をすき込む
・追肥:ボカシ肥料の塊を6か所置き肥

※ジョイント式で連結しやすい畦シート(あぜ楽ガード)は、ホームセンターなどで購入できます。

畑の土の上に高畝を設置し短いミニゴボウを栽培

ゴボウ栽培で大変なのは収穫です。土を深く掘ってゴボウが折れないように収穫するのはひと苦労です。
袋栽培や波板栽培など、収穫がラクになる工夫もいろいろありますが、私は畑の隅に高畝を設置しています。

育てるのはミニゴボウなので長さが短いうえに、土の代わりにもみ殻を多用しているので、茎を引っ張ったらスッと抜けてとてもラクです。

育て方

01 土づくり

畑の土の上に畦シート「あぜ楽ガード」(幅60cm×長さ120cm)を3枚使って楕円形の高畝をつくります。
この畦シートは簡単に連結できる仕組みなので組み立てがラクです。中に土を入れたときに畝の形が崩れないように、支柱などで支えをしておくと安心です。
この畝は2年ごとにつくり直します。

畝の断面図のイラストのように、下からもみ殻20cmと畑の土5cmを層にして入れるのですが、中間に入れる土にはボカシ肥料をうっすらとまいて混ぜ込んでおきます。
その上にまたもみ殻を20cm入れ、いちばん上には畑の土を10cm程度入れて平らにならしておきます。
タネまき前にマイエンザ1000倍希釈液をまんべんなくたっぷりとかけておきます。

02 タネまき

タネを4~5日水に浸けて、白い小さな根が出てきたものをタネまきすると発芽が早くそろいます。
3月~4月と7月~8月の2回に分けてまくと一年中食べられると思うのですが、私の場合タネを多くまいているので、春に1回まくだけでも食べ切れないことが多いです。

支柱で条間10cm、深さ1cm程度のまき溝を5本つけ、そこに1cm間隔でタネをまいていきます。まき終わったら溝にもみ殻くん炭をかぶせ、手でしっかり鎮圧します。

03 メンテナンス

タネまき後、ボカシ肥料の塊を土の上に6か所くらい置いておきます。
袋栽培など高畝にすると土が乾燥しやすいといいますが、もみ殻はいったん水を含むと保湿性が高いので、水やりは雨まかせでも問題ありません。
病虫害もほとんど気にしなくてもよく、放任で育ちます。

04 収穫

ゴボウがボールペンくらいの太さになればどんどん間引いて食べていきます。よくたたきゴボウにして食べますが、細くてやわらかいです。

本格的な収穫は6月以降ですが、茎を引っ張るだけでスッと抜けて、収穫が本当にラクです。土よりももみ殻が多く入っているので、色白のゴボウになり、どちらかというと独特のゴボウ風味は弱いです。
おいしいうちに抜いて食べ切れるといいのですが、翌年の3月頃まで畝にあることがあります。採り遅れると太くなりスが入ることもありますが捨てずに食べています。

2年目の7月中旬頃には花が咲き、8月下旬頃にはタネが採れます。

2年植えっぱなしだと太いゴボウになる!

1
この記事のライター
関連記事
リーフレタスは、レタスと異なり、結球せずにまっすぐに伸びます!シャキシャキした食感が人気で、サラダにおすすめ!そんなリーフレタスの育て方のポイントを解説します。
295views 園芸レシピ
更新: 2025-04-22 12:00:00
夏野菜の育て方!ここでは、くせがなく茹でても炒めてもおいしい、サヤインゲンについて、育て方のコツをわかりやすく写真付きで解説します。
336views 園芸レシピ
更新: 2025-04-17 12:00:00
夏に収穫期を迎える「夏野菜」。その中から、甘くて食感が良く、こどもにも人気の野菜「トウモロコシ」について、おいしく育てるためのタネまきのコツをご紹介します!
343views 園芸レシピ
更新: 2025-04-08 12:00:00
野菜のタネの性格を知って、栽培に活かす!野菜別のたねのまき方を解説!ここでは、ウリ科のキュウリ・ゴーヤ・カボチャ・ズッキーニ・スイカ・メロンについて説明します。
498views 園芸レシピ
更新: 2025-03-27 12:00:00
自然の力を活かす! おいしい野菜づくり!これからの時期が種蒔きに適している「いんげん」。本葉が出るまでは鳥よけをするのがポイント!ここでは、明石農園で栽培している平サヤのツルありインゲンについて解説していきます。
524views 園芸レシピ
更新: 2025-03-22 12:00:00
最新記事
枠内に書かれている番号と同じ番号のシールを探して貼って楽しむアクティビティブックです。 ラベンダーの癒しを感じる紫から「花の女王」と称される深紅のバラまで、さまざまな花の色合いを、シールを使って完成させていきます。
更新: 2025-04-26 12:00:00
5月5日のこどもの日にぴったり!菖蒲色の扇形の土台に、ふっくらとわたを入れた金太郎と犬、こいのぼりを配置した壁飾りです。元気いっぱいの金太郎に、健やかなこどもの成長を願って!
更新: 2025-04-25 12:00:00
パターンでおしゃれに仕上げた、書類などをしまうブリーフケース。A4サイズのノートやクリアファイルが収納でき、内側にはポケットを付けたので用途別に仕分けができて便利です。
更新: 2025-04-24 12:00:00
楽しみながら脳活性ができると大好評の、人気折り紙レシピシリーズ。伝承折り紙の角箱から折り上げる玩具の馬は、直線的でシンプルな形が特徴!折り紙は脳活性にも繋がると言われています。来年2026年の干支の午の折り方をいち早くマスターしましょう!
更新: 2025-04-23 12:00:00
リーフレタスは、レタスと異なり、結球せずにまっすぐに伸びます!シャキシャキした食感が人気で、サラダにおすすめ!そんなリーフレタスの育て方のポイントを解説します。
295views 園芸レシピ
更新: 2025-04-22 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル