はじめに
靴紐の穴や試着室のハトメカーテンなど、生活の中でハトメを目にする機会は多いですよね。手芸などでも活躍するハトメは、最近ではダイソーなどの100均でも専用の工具が販売されていて、気軽に使えるようになってきています。
しかし、いざハトメを選んでみると、大きさや色も様々で迷ってしまうこともあると思います。
この記事ではハトメを選ぶときのポイントを解説し、おすすめ商品を紹介しています。
ハトメを上手に使うことで、ハンドメイド作品の強度と完成度も上がりますので、ぜひ活用してみてください♪
ハトメとは
ハトメとは紙や布に開けた穴を補強するリング状の金具です。スニーカーやブルーシートなど身近なものにもよく使われています。
真鍮やアルミなど様々な素材のものがあり、素材によって強度が異なります。
また裏側にもリングを装着する両面ハトメと、1つの金具で片面のみ補強する片面ハトメ1があり、それぞれでハトメの打ち方が異なります。
ハトメの付け方には主に、ハトメパンチを使う方法と打ち棒と打ち皿を使う方法があります。どちらも布や紙に穴あけポンチ等で穴を開け、ハトメを工具で挟んで固定します。
ハトメの選び方(ポイント・コツ)
ハトメを選ぶときは、
・両面タイプか片面タイプか
・リングの大きさ
・ハトメの素材
の3点をポイントに選びましょう。
ハトメの取り付けには、穴あけポンチとパンチや打ち具などの工具が必要です。工具はハトメの大きさに合ったものでなければ取り付けできません。
初め手の場合は、ハトメと工具がセットになっているものを選ぶと安心です。
(1)片面タイプか両面タイプかで選ぶ
ハトメには、裏側にも金具を取り付ける両面タイプと、1つの金具で取り付ける片面タイプがあります。
片面タイプは、潰したり割ったりした金具の裏側がむき出しになりますので、子どもが直接触れる物には使用しない方がいいとされています。
また、片面タイプと両面タイプでは使えるパンチの種類や使い方も違いますので注意が必要です。
(2)リングの大きさで選ぶ
ハトメには様々なサイズのものがあります。一般的に、クラフトなどで使う小さいものは4~5mm、カーテンやビニールシートなどで使う大きいものでは10~15cmのハトメを使用します。
カーテンで使う場合はカーテンを通す棒の太さよりも大きいものでなくてはいけないので、正確に大きさを把握しましょう。
穴の大きさもハトメに合わせるため、ハトメの大きさに合った穴あけポンチや取り付け工具が必要です。
(3)素材で選ぶ
ハトメの素材は主に真鍮、アルミ、ステンレス、プラスティックの4種類で、それぞれに特徴があります。
真鍮はゴールドのものが多く、強度に優れています。
アルミはシルバーで柔らかく取り付けに強い力は必要ないですが、その分強度は弱くなっています。
同じくシルバーのステンレスは、強度が優れていますが硬いため、取り付けるのに力が要ります。
プラスチックは透明や黒など色のバリエーションが豊富。取り付けは簡単ですが、強度が弱く強い力を加えると割れる能性もあります。
それぞれの特徴を理解し、シーンに合わせて選びましょう。
ハトメのおすすめ商品
ここからは、クラフトや布の補強に使える、ハトメのおすすめ商品を厳選してご紹介します。
『ファミリーツール(FAMILY TOOL) ハトメ #200 アンティークゴールド 80個入』
ハトメで有名なファミリーツールの両面ハトメです。
こちらは4mmのアンティークゴールドで、レトロな雰囲気を出したいときにおすすめです。レザークラフトのワンポインや、ラッピングのタグなどに使用すると一気におしゃれになりますよ♪
4mmのハトメを紙に付ける場合は、専用ポンチがなくても穴あけパンチで代用可能なので、より手軽に挑戦できます。真鍮なので強度もあります。