はじめに
白地のスニーカーや上履き、エコバッグ、石鹸などを「自分好みの柄でデコレーションできたら…」と考えている方におすすめの技法が「デコパージュ」です。
ペーパーナプキンなど薄い紙に印刷されたデザインを、そのまま石鹸や布生地、プラスチックなどに専用の液で貼り付けるだけという手軽さが魅力。専門知識や手間の込んだ工程が一切ないため、初心者でもすぐに楽しむことができるのです♪
ここでは、デコパージュの基本的な知識、デコパージュに必要な材料や、おすすめの商品、制作のポイントをわかりやすく解説していきます。失敗したときの対処法も紹介しているので、デコパージュを始めたい方は、ぜひチェックしてください!
デコパージュとは
デコパージュは16~17世紀頃にフランスで広まった工芸技法で、フランス語の「切り抜く」が語源となっています。その名のとおり、イラストなどが入った絵や紙などを切り抜き、布や家具などに貼って、表面をコーティングする技法です。
デコパージュは日本の漆塗りからヒントを得た技法とも言われていますが、工程はかなりシンプル。基本的にはデコパージュしたい素材にデコパージュ液を塗り、ペーパーナプキンなどを貼り付け乾いたら仕上液を塗るだけの簡単な作業で完成します。
ペーパーナプキンなどの柄をそのまま、または切り抜いて素材に貼り付けて移す、それがデコパージュなのです。
デコパージュに必要な材料
デコパージュはシンプルな作業が特徴です。そのため用意する材料もほかの工芸にくらべて少なめ。デコパージュに必要な材料をチェックしていきましょう。
・専用液(専用のり)
・仕上げ材(トップコート)
・デコパージュプロ
・筆
・はさみ
・素材 (転写するもの)
なかでもペーパーナプキンや専用液、筆、素材は必須アイテムです。次からは1つずつおすすめ商品と、その内容を詳しく説明していきます。
*ペーパーナプキン│『ペーパーナプキン得盛り たっぷり53枚福袋』
ペーパーナプキンはデコパージュの必須アイテム。ペーパーナプキンの全体、または切り取った一部分を素材に貼り付けるため、まずは好みの柄を選びましょう。
購入するときに気を付けたいのがペーパーの大きさ。縦横30センチのランチサイズのほかに、カクテルサイズやポケットティッシュサイズなど小さめサイズもあります。
紹介しているペーパーナプキンは大きめサイズの合計53枚アソート品。小さな素材に使いやすい小花柄や絵画風のイラストまでバラエティー豊かです。アソートは気軽に使えるのが魅力ですね!
*専用液(専用のり)│『デコパージュ用手芸材料 ケマージュ(デコパージュ用のり)』
ペーパーナプキンを素材にj貼り付けるための専用液(専用のり)も必需品です。ただし専用液にはいくつか種類があるので注意してください。
・使える素材に違いがある(布には使えない等)
・ナプキンを貼りつける糊としての役割のみ(トップコートを別購入)
・1本で専用のりとトップコートの両方を兼ねる専用液
ここでご紹介する専用液は、アメリカ製で人気のケマージュ。石鹸やプラスチック、木材、布など幅広い素材に使えるだけではなく、専用液、さらにトップコートにもなる1本2役で便利な商品です。
塗って時間を置くと透明になり伸びもいいので初心者でも簡単に使えますよ。
*専用液│『デコパージュ 接着&仕上げ剤 (和信ペイント)』
和信ペイントは塗装専門のメーカーさんです。木材・木工業界においては多大なるシェアを誇っています。
使いやすさや性能はもちろんですが、環境負荷の少ない素材作りにも力を入れており、環境を考慮する方にとってはおすすめです。
乾燥は早く匂いは控えめなので、広いアトリエのようなスペースを持っていない世帯でも使えます。光沢はあまりなく、接着部を目立たなくしたいときには重宝するでしょう。