はじめに
ボヘミアンな雰囲気が人気のマクラメは、編み方を覚えると簡単に作ることができます。インテリアに取り入れると部屋のテイストを変えることができ、小物で取り入れるとファッションのアクセントになります。
買うのもいいのですが、手作りすると、色や形を自分好みにアレンジできるのが嬉しいですよね!
マクラメ糸は、糸の撚り方や加工方法によって特徴が違います。その特徴を含め、この記事では、マクラメ糸の選び方を説明していきます。
おすすめ商品や、作品も紹介しているので、マクラメに挑戦したい人はぜひ参考にしてみてください♪
「マクラメ 糸」とは
マクラメとはアラビア語で「交差して結ぶ」という意味の「ムクラム」が語源だと言われ、糸や紐を結んだり編んだりする技法のことをいいます。「マクラメ糸」は、その技法を用いて、マクラメ作品を作るための糸や紐のことです。
糸を束ねて撚っているマクラメ糸は、撚り方や加工方法によって特徴が異なり、以下のような種類があります。
*1本撚り(シングルツイスト)
1本撚りは細い糸を1本に束ねて捻っているため、他のマクラメ糸よりもゆるく、ほどけやすい特徴があります。
1本撚りのマクラメ糸で作った作品は、ふんわりとした質感で優しい雰囲気になります。フリンジを作るのにも適していて、ふわふわな触り心地の良いフリンジを作ることができます。
*3本撚り(トリプルツイスト)
単糸を3本撚ったものを3本撚りといい、1本撚りの糸よりもしっかりしたマクラメ糸です。強度があるのでバッグや植物ハンガーにも使えます。
3本撚りのマクラメ糸を編むと結び目が強めに出て、かっちりした印象になります。ほどくのに少し時間はかかりますが、フリンジを作ることもできます。
*組紐タイプ
複数の糸を撚ってできたマクラメ糸です。8本や16本などの単糸からできている組紐は、崩れにくく編みやすいという特徴があります。
組紐タイプのマクラメ糸で作った作品は立体感がありすっきりとした印象になります。ほどきにくいためフリンジには向きません。
*ワックスコード(ロウ引き)
ワックスコードのマクラメ糸は、ポリエステルなどでできた糸をロウでコーティングしています。頑丈で水にも強いワックスコードのマクラメ糸は革製品を縫うこともでき、レザークラフトにもよく使われます。
細いマクラメ糸なので編むと繊細な模様になり、ピアスやブレスレッドなどのアクセサリー作りに適しています。
マクラメ 糸の選び方(ポイント・コツ)
マクラメ糸を選ぶときには、種類、色、太さと長さに注目し、作る作品や好みに合ったものを選びましょう。
*種類で選ぶ
マクラメ糸の種類によって扱いやすさと作品の雰囲気が変わります。好みに合わせて選びましょう。
■1本撚り : 優しい雰囲気でナチュラルな仕上がりになります。フリンジのある作品におすすめ。
■3本撚り : 編み目がはっきりとした作品ができます。糸がしっかりしていて扱いやすいです。
■組紐タイプ : 扱いやすく、すっきり綺麗な印象の作品ができます。フリンジは作りにくいです。
■ワックスコード : 繊細な編み目が特徴。アクセサリー作りに最適。
*色で選ぶ
アイボリーやベージュのイメージが強いマクラメですが、色の種類も豊富です。使用する色によって作品の雰囲気もガラッと変わるので、作品を置く場所や使用するシーンをイメージして色を選びましょう。
数種類の色がセットになったものもあり、迷ったときにおすすめです。