スプラウトの基本情報
スプラウト(sprout)は英語で「芽、新芽、萌芽、それらを芽生えさせる」という意味を持つ、種に備わっているエネルギーと水だけで育つ野菜のこと。
発芽したばかりの幼い双葉は、小さいけれど栄養価が高く、成熟した野菜よりもミネラルやビタミン類が豊富です。
こまめに水を替えることさえ気をつければ驚くほどかんたんに育てられるので、ぜひスプラウト栽培でいろいろな食感と味を楽しみましょう。
光を当てて育てる→かいわれ型
*育て方
01 マグカップやココット皿など、底が平らで深さが5cm前後の容器を用意し、ガーゼやコットンなど保水性のあるものを底に敷きます。
02 水をひたひたになるまで注ぎ、種をびっしりとすき間なくまきます。発芽温度はどの種も20℃前後なので、適する場所に置きましょう。
03 発芽するまでは箱をかぶせたり、穴をあけたアルミホイルで覆ったりして遮光します。途中、乾燥しないよう朝晩1回ずつ、霧吹きで新しい水を与えます。
04 約2日で発芽。双葉が出たら日に当て、毎日新しい水を与えます。根がしっかり張って動かなくなったら直接水道水を注いでOK。1週間から10日で収穫できます。
*種類
かいわれダイコン
アブラナ科/草丈13cm
スプラウトという言葉が定着する前から、すっかりおなじみの野菜。カロテンやビタミンC、Kを多く含み、抗酸化、抗菌作用があるといわれます。真っ白くシャキシャキとした茎の、ピリッとしたダイコン特有の辛味が特徴。
レッドキャベツ
アブラナ科/草丈10cm
赤紫色の細く美しい茎が特徴で、味はマイルド、クセがありません。栄養価はしっかり高く、たっぷりのビタミンCを含んでいます。種が小さく、発芽しても根が絡むまではやや時間がかかるので、根気よく霧吹きで水を与えてください。
ブロッコリースプラウト
アブラナ科/草丈10cm
最近、「ブロッコリーの新芽にはガンを抑制するサルフェラフェンが成熟ブロッコリーの約8倍も含まれている」との報告がなされ、にわかにスーパーの店頭に並ぶようになりました。その他の栄養も豊富で、料理にも活用しやすいのでおすすめです。