キウイフルーツを育てるためのポイント
●木には雄木と雌木があり、どちらも植える。
●棚を設置し、オールバック仕立てか一文字仕立てにする。
●収穫は熟す前に行い、数日おいて熟させてから食べる。
キウイフルーツは病害虫に強く、育てやすい果樹です。雄木と雌木があり、両方の木を植えないと果実がつきません。また、果肉の色が赤、黄、緑色の品種があり、それぞれの雌木の開花期に合わせて花を咲かせる雄木を選ぶことが大切です。
つるがよく伸び、3㎡くらいの棚にはわせます。雄木と雌木を対角線上に植えてオールバック仕立てにすると、棚の下のスペースも利用しやすいでしょう。
基本情報
・難易度/ふつう
・高さ/支柱2m程度
・仕立て/オールバック仕立てなど
・性質/落葉つる性
・受粉樹/必要
・耐寒気温/−7℃
・土壌pH/6.0~6.5
・花芽位置/枝全体
栽培カレンダー・年間の作業
上記のエメラルドグリーン色【剪定】
:つけ根あたりの枝だけ残して切る。
上記の緑色【誘引】
:つるが伸びるたびに棚に固定する。
上記の紫色【人工授粉】
:毎年実つきが悪い場合のみ行う。
上記の黄緑色【摘心】
:つるの伸びすぎを防ぐために、先端を摘み取る。
上記のピンク色【摘果】
:なりすぎた果実は摘み取る
上記の【茶色】枝の間引き
:棚の上に飛び出した長いつるを切り取る。
上記のオレンジ色【収穫】
:それぞれの品種に合わせた時期に収穫する。
植えつけ・肥料・おすすめの品種
*植えつけ:11月〜12月、2月中旬〜3月
★植えつけのポイント
深さ・直径ともに50㎝ほどまで掘り、掘り上げた土に腐葉土を混ぜる。一文字仕立ては棚の中央に植え、オールバック仕立ては支柱の近くに植える。
[一文字]に仕立てる
およそ4年ほど苗木から育てて棚などに誘引する。一文字仕立てでは、3㎡当たり6〜8本の枝を主枝として残す。枝はできるだけ更新して若い枝を保つ。
*肥料:2月、6月、10月
★肥料のポイント
直径1m未満の木は、2月に油かす130g、化成肥料を6月と10月にそれぞれ30g施す。
枝葉が茂る範囲に均一に肥料を施す。6月と10月は枝葉の状態を見て量を調整する。