[株立ち]に仕立てる
多くは株元から幹が複数本伸びる株立ち。枝数が多すぎると日当たり・風通しが悪くなるので、冬に不要な幹や枝を剪定する。
*肥料:2月中旬〜3月中旬、5月、9月
★肥料のポイント
直径1m未満の木は、2月中旬〜3月中旬に油かす130g、5月と9月に化成肥料30gを施す。
*おすすめの品種
1. 人工授粉 4月~5月中旬
本来、人工授粉は不要ですが、毎年実つきが悪い場合のみ行います。ひとつの花の花粉で100個ほど受粉させることができます。同じタイプの異なる品種同士で受粉させましょう。
01 まずは花がふくらんでいるもの選ぶ。花がふくらんでいないものは花粉も充実していないので避ける。受粉するときも花がふくらんで先端から雌しべが出ているものに受粉させる。
02 つぶさないように花の先端を軽くつまんでまっすぐ引き抜き、受粉させる準備をする。
03 花を取り除くと長い雌しべと、茶色の雄しべがむき出しになる。
04 雄しべを軽くもみ、摘んだ花とは別の品種の雌しべにこすりつける。
★ポイント「受粉樹はあるほうがよい」
ブルーベリーの品種はハイブッシュ・ラビットアイタイプのどちらも1株だけで果実がつく品種もありますが、受粉樹があるとさらに実つきが安定します。育てたい品種がハイブッシュなら開花期の近いハイブッシュの別品種選んで育てましょう。
最近ではハイブッシュとラビットアイの組み合わせでも実つきが安定する場合もあります。
ほとんどのラビットアイ系の品種は受粉樹があったほうが安定する。
2. 摘心 5月中旬~6月
新しく伸びた若い枝のうち、長く伸びてきた枝は花芽がつきにくいので、花芽ができる7月下旬前までに切り戻します。こうすることで短い枝が出て収穫量がアップします。
01 長く伸びた枝は遅くとも6月上旬までに摘心することで、新しい枝を増やして翌年の収穫量が増える。