はじめに
コロッとまんまるな見た目がかわいらしい苔玉はインテリアや癒しのアイテムとして注目を集めています。
実は苔玉は、盆栽の手法の一つで、見た目のかわいらしさだけでなく、和の文化を感じられると海外でも「Kokedama moss balls」と呼ばれているほど大人気です。
この記事では、初心者さんでも簡単に苔玉を楽しめるよう、おすすめの苔玉や、苔玉をもっとかわいくおしゃれにする受け皿などについて紹介いたします。
苔玉を作るときの参考情報として、ぜひお役立てください!
苔玉とは
苔玉とは植物の根を用土で球状に包み、そのまわりを苔で覆い貼り付け糸で固定したものです。盆栽の手法である「根洗い」から派生したものだと言われています。
「根洗い」とは根を洗うことではなく、2~3年物の鉢植えの植え替えをするために鉢から植物を外したまま鑑賞することを指します。そこから根っこだけの植物に土と苔を巻いたものが「苔玉」として発展しました。
作り手によっていろんな種類の苔玉へと進化し、使う材料や作り方もさまざまです。
桜の苔玉
自宅でお花見を楽しめる『桜盆栽』
見るだけで心が和む「桜の苔玉」は、とても人気の高い盆栽です。
初心者でも育てやすいのはもちろんですが、簡単なお手入れをすることで毎年花をつけてくれたり、桜の花芽が動き出しだんだんと蕾ができて開花するまでの過程を楽しめたりと育てる喜びを教えてくれます。
春にはピンク色の花をつけ自宅で気軽に花見を、夏には日の光を浴びで青々と生い茂る葉を、冬場は力強い枝ぶりを、と1年中楽しむことができます。自分用にも贈り物にもぴったりの商品です!
ガジュマルの苔玉
独特の樹形が人気!『ガジュマルの苔玉・炭化焼締器・敷石セット』
今にも動き出しそうなユニークな幹が多いガジュマル。沖縄ではこの木に「キジムナー」という妖精が住んでおり、仲良くなるとお金持ちになるという伝説があります。
多幸の樹とも呼ばれる個性的な樹形を持つガジュマルの苔玉の魅力は、何と言ってもその存在感!1つとして同じ形状のものはないので世界で1つだけの贈り物としても人気です。
初心者でも簡単に育てることができますが、寒さには弱いので冬場は5℃以下にならないよう注意してください。
※敷石の色(白石)
紅葉の苔玉
春に新芽・秋に紅葉が楽しめる!『山紅葉(やまもみじ)苔玉・黒備前小器・敷石セット』
紅葉の苔玉は、これだけで美しい日本の四季を感じることができます。冬の間は裸樹だった紅葉が春になると芽吹き、夏の新緑から秋の燃えるような紅葉を楽しめます。
基本的には屋外栽培になります。室内で鑑賞したい場合は春から秋は2~3日、冬は1週間程度とし、冷暖房の風が直接当たらないよう気を付けなければなりません。
また、夏は半日陰のところに置き、葉やけを起こさないよう注意しましょう。葉やけを起こすと紅葉を楽しめなくなってしまいます。
※敷石の色(白石)