超ミニ盆栽ってどんなもの?
わずか3cmの小さな小さな盆栽!
盆栽は、その大きさによっていくつかの種類に分けられます。大きくは、「大品盆栽」「中品盆栽」「小品盆栽」に分けるのが一般的。
なかでも、小品盆栽は大きなものと比べて扱いやすく、“手のひらサイズの盆栽”として最近人気を集めています。小品盆栽のなかでもとくに小さいものは「ミニ盆栽」「豆盆栽」などと呼ばれています。
「超ミニ盆栽」はそれよりもさらに小さな盆栽。ここでは、樹高、または幅が3cm以下のものを「超ミニ盆栽」と呼んでいますが、厳密に測ってあてはめるのではなく、“指でつまんだりのせたりすることができるほどの小さな盆栽”というイメージでとらえておきましょう。
【盆栽の種類】
*【まめ知識】盆栽の歴史
盆栽は、遡ると中国から遣隋使や遣唐使によってもたらされたといわれています。平安時代には貴族が植物を器に植えて鑑賞していたといい、鎌倉時代にはさまざまな樹種や鉢が用いられるようになりました。
そして、江戸時代になると大名から町民までの間に幅広く広まり、この頃、「盆栽」という呼び方が使われるようになったと考えられています。
そうしたなか、明治の頃には、現在の盆栽につながる「小さな鉢の中に壮大な自然の美を表現し、それを鑑賞する」といった日本ならではの芸術観が確立されていきます。
近年は、欧米を中心に「BONSAI」として愛好家が急増。国内でも、これまで“年配の人の趣味”というイメージの強かった盆栽が、若い人や女性に受け入れられるようになっています。その流れのなかでより手軽に楽しめる「超ミニ盆栽」が生み出されたのは、自然な流れなのかもしれません。
アカシダレモミジ(赤枝垂もみじ)
超ミニ盆栽のいろいろ
ウメモドキ(梅擬)
サクラ(桜)
ハクチョウゲ(白丁花)
ヒメネコヤナギ(姫猫柳)
レンギョウ(連翹)
ゴヨウマツ(五葉松)
ツルマサキ(蔓柾)
超ミニ盆栽の魅力とは?
超ミニ盆栽がおすすめの理由は?大きな盆栽との違いは? 花や観葉植物などのふつうの鉢植えとどう違うの?超ミニ盆栽の魅力を、改めてさぐってみましょう。