施工のしかたによって、和にも洋にも見えることがあります。
上の写真は和風の坪庭につくったデッキ。お庭に面した方では、板が室内と平行なのでウッドデッキに見え、袖垣の方を見ると板が室内と直角なので濡縁に見える、ユニークな例です。
<8>園路は曲線に
園路に曲線を取り入れると、趣があってやわらかい感じがします。
写真は御影石の敷石と大磯砂利の曲線の園路。和風のお庭によく調和しています。
<9>飛石で和風を演出
飛石は伝統的な和風庭園の手法ですが、現代建築で使用してもおもしろいものです。
写真の例では、土間(床面)に飛石で園路をつくっています。周囲は真砂土舗装でなだらかな斜面にして、軒下が泥のはね上がりで汚れるのを防いでいます。
<10>石の組み合わせで和風の園路に
和風のお庭には直線状の敷石は調和しません。曲線や変化をつけることがポイントです。
左の写真は和風庭園に通じる園路。ゴロタ石と御影石を組み合わせて、折れ線に使っている点がユニークです。
<11>フェンスでお風呂場を目隠し
お風呂場の目隠しには竹垣やフェンスがおすすめです。バスルームの外側に目隠しのためのウッドフェンスを配置。和風の趣が感じられます。※写真は掲載していません
<12>室外機はさりげなく隠す
エアコンの室外機は、さりげなく目隠しして花台に利用するとよいでしょう。
写真の例では、和風の雰囲気を出すために、機械を害さない程度に周囲を人工竹で囲い、和のテイストを出しています。
<13>和と洋の調和でおしゃれに
和と洋の要素を組み合わせるのもよいでしょう。和か洋かにこだわらずにうまく調和させれば、想像を超えたおしゃれな空間ができます。
写真の例は人工竹のフェンスと調和のとれたウッドデッキ。