オミナエシ科/別名:マーシュ、ノヂシャ
葉もの野菜のように、サラダにして利用することが多いハーブ。
若葉は特にビタミンやミネラルが豊富です。
サラダ以外には、スープやシチューなどの浮き身としても利用されます。
タネはバラまきし、混み合ったところを間引きしながら栽培すると、収穫もできつつ長い期間楽しむことができます。
寒さに強い一方暑さには弱いので、やわらかい葉を収穫するためには、秋まきをして冬に収穫するのがおすすめ。
コリアンダー
セリ科/別名:シャンツァイ、パクチー
近年は「パクチー」の名前で人気が上昇しているハーブ。独特の強い香りは、エスニック料理に欠かせないアクセントになります。
乾燥させた種子も、カレーやピクルスなどのスパイスとして利用できます。
直根性で植え替えを嫌うため、タネは直まきをします。株間を20cmとり、1箇所に5~10粒ずつまきましょう。
発芽がそろってから、1箇所1本になるよう間引きます。湿気を嫌うため、過湿には注意して水を与えましょう。
サ行
サフラワー
キク科/別名:ベニバナ、スエツムハナ
種子からとれる油は「ベニバナ油」の名で浸透しています。花を乾燥させて、ドライフラワーやポプリに加工して利用されることもあります。また、乾燥後は赤色になるため、口紅の材料にもなります。
アルカリ性の土を好むので地植えの場合、植えつけの前に苦土石灰をまいて、酸性土を中和しておきましょう。
タネは直まきをします。花が開いた後、色が黄色から赤色に変わり始めたら花の収穫適期です。
サフラン
アヤメ科/別名:バンコウカ
乾燥させた柱頭を、パエリア、ブイヤベース、サフランライスなどに入れて利用します。分娩促進作用があるため、妊娠初期の摂取は控えめにしましょう。
日当たりのよい砂地を好みますが、基本的には植えっぱなしでも花が咲きます。球根植物なので、増やす場合は分球で増やします。
サラダバーネット
バラ科/別名:オランダワレモコウ
葉はキュウリに似た香りをもっています。サラダに加えるほか、細く刻んでバターやチーズに混ぜ込むこともあります。
タネが大きくて発芽しやすいので、タネから育てるのも比較的かんたん。
日当たりと水はけのよい場所が理想ですが、やや半日陰で育てることも可能です。
葉が20枚以上に生育してから収穫しましょう。多年草なので、一度根づくと毎年収穫できます。