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まずは和服の構造を知ろう!
必要なだけ生地を買える服地と違い、和服は一着分から取れる生地の量が決まっているので、まずは和服の構造と大体の寸法を知っておきましょう。生地幅も服地よりずっと狭いので注意が必要。生地幅と一着から取れる量を理解して初めて、デザインへと進むことができます。
一般的にリメイク材料として使われる「長着」「羽織」「帯」の各部門の名称、寸法は図の通りです。これを元に、傷んで使えないところや汚れがある部分を避けて、デザインを考えてゆきます。
*長着
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[おすすめのデザイン]オールアイテムOK。スーツ、ジャケット、ワンピースから小物までさまざまなアイテムにリメイク可能。
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*羽織
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[おすすめのデザイン]着丈が短いので生地量も短く見えがちですが、裏付きの羽織は折り返し分も長いので、オールアイテムOK。
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*帯
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[おすすめのデザイン]名古屋帯や袋帯など厚手のものはジャケットや小物向き。兵児帯など薄手ならブラウスやワンピースもOK。
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和服の素材を知ろう!
和服で使われている素材はたくさんあります。その素材の種類によって、扱い方やデザインの考え方に特徴があります。注意する点やおすすめのアイテムなどについてを知っておきましょう
*小紋
全体に一定の細かい模様が繰り返されている和服。柄の配置を難しく考えることなく無地感覚で扱えるので、リメイクしやすい素材です。ブラウスやツーピース、ワンピース、スカートなど。
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