予防と対策:花弁に産卵するので、食害された花や蕾は切りとる。花がらや落ちた花弁は拾って袋などに入れて処分し、薬剤を散布する。
■チョウレンジハバチ(発生時期:4~11月)
予防と対策:産卵時に枝を傷つけ、のちに産卵痕が裂ける。見つけたら捕殺か殺虫剤を散布。
■カイガラムシ(発生時期:1年中)
幹や枝に円形や楕円形、お椀形の扁平なかたまりがつく。細かい粉状の白い虫が吸汁し、木を弱らせる。
予防と対策:ホースの先端を指でつぶして勢いよく水を出し、水圧で洗い流す。
■バラゾウムシ(発生時期:5~6月)
春先に発生する体長2~5mmの黒い虫。新芽や蕾に産卵し、先端がチリチリに乾いたような状態になる。
予防と対策:日の出から午前8時ごろ枝の頂部にいるので、落として捕殺。被害部には幼虫がいるので、多発するようなら枝ごと処分。
■オオタバコガ(発生時期:8~9月)
予防と対策:年3回発生するが、秋バラの被害が大きい。蕾を焼却して、ケムシ用の殺虫剤を散布する。
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1.5cmほどの成虫(ハバチ)は腹がオレンジ、背は黒。産卵管を出して枝に産卵。ふ化した緑色の幼虫は集団で葉を食害し、瞬く間に葉脈だけに。