▲そこで、エゴノキは枝先を切り、レッドロビンは半分ぐらいに剪定しました。剪定後は、部屋が明るくなり、防犯効果も高まりました。
★庭木の剪定の目安
常緑樹…5~6月と9~10月、落葉樹…7~8月と11~3月
常緑樹…5~6月と9~10月、落葉樹…7~8月と11~3月
太い庭木の移植はプロにまかせた方が安心
太い庭木を移植する場合は、プロにおまかせした方がよいでしょう。季節はずれの移植の場合は、幹巻き(緑化テープ)、丸太で「ほほづえ」のような風止めをすることになります。
▲幹巻きし、丸太で「ほほづえ」をした例。
▲大木の移植作業。
★幹巻き(みきまき)
移植などで樹木の勢いが衰えないように、幹やワラや緑化テープなどを巻いて養生する方法。
移植などで樹木の勢いが衰えないように、幹やワラや緑化テープなどを巻いて養生する方法。
太い枝を切り落とした時は保護材を塗る
太い枝などを切り落とした時には、切り口を保護するために、「つぎろう」などの保護材を塗るとよいでしょう。保護材を塗ることにより、害虫の侵入を防ぎ、早く表皮が復活することを助けてくれます。
また、余分な水分の発散防止にもなります。
▲太い枝を切り落とした直後の状態
▲切り口に保護材を塗った状態
根巻きがしっかりした庭木を植える
根のしっかりした植物は、後日、立派な花を咲かせることになります。根巻きのしっかりした良い庭木を植えることが大切です。
なお、根巻きのコモ、麻袋、ヒモなどは、そのまま植え込んでください。早いものでは、2ヵ月ぐらいすれば、自然と腐ってしまいます。ほぐして植えると、根が傷み、風で倒れる原因になります
▲しっかりと根巻きした例
▲掘り上げ作業
★根巻き(ねまき)
掘り上げた根から土が落ちないように、ワラや縄、コモや麻布などを巻いて、保護すること。これらの材料は、将来土中で腐食して土にかえる。
掘り上げた根から土が落ちないように、ワラや縄、コモや麻布などを巻いて、保護すること。これらの材料は、将来土中で腐食して土にかえる。
根巻きして移植すると根の活着が良くなる
庭木を移植する時は、かんたんにでも、根巻きをして移植する方が、移植後の根の活着が良くなります
▲しっかりと根巻きした例
▲リビング前の植栽スペース。落葉樹のエゴノキ(手前)と常緑樹のレッドロビン(奥)の枝がのびて、窓から外が見えないぐらいでした。