*種から育てる場合
スポンジを使用しても、種まきはできます。ただしスポンジで種まきする場合は発芽が不安定なため、丈夫でしっかりとした苗が育ちにくい傾向があります。
※野菜づくりで良い苗をつくることはとても重要なため、ここでは種まきだけ、市販の培養土を使用したものもあわせてご紹介します。
種まきは袋の表示を確認し、時期をみながら、発芽温度を守って育てましょう。
種は苗よりも値段が安く、たくさん作る野菜にはぴったり。葉もの野菜、根もの野菜は、種から育てることができます。
また実もの野菜は温度管理に時間がかかるため、苗を購入した方がうまく育ちます。
1 市販の種まき用の培養土を準備。湿らせた培養土をセルトレイなどに入れ、平らにならします。
2 種をまく穴を指先であけ、1つの穴に2〜3粒ずつまきます。
3 小さい種の場合は、二つに折った紙の上に種をのせて、ドライバーの先などで土の上に種を落としてまきます。
4 種をまいたら、種と土を密着させるように、土を薄くかぶせた後に表面をならします。
5 土の上から水をやり、種と土を密着させる。育苗中は土の表面が乾いてきたら、乾燥を防ぐために水をまきます。
6 種まきの状態ではどれがどの種か分からなくなってしまうので、プレートを刺しておくとよいでしょう。
*苗から育てる場合
苗の植え付けは、基本的には種の袋に記載されている栽培カレンダーの時期にあわせて行います。
苗の生育に適した温度は、地域やその年の気候によって変わります。こまかく調整しながら、植え付けのタイミングを検討しましょう。
植え付けは、根が広がって養液を吸収しやすいように、まず根を切らないように手でほぐしながら土を落とし、根にある土をよく洗い流します。
その後、根元をスポンジではさんでから、フタの穴に入れて植え付けましょう。スポンジは双葉のすぐ下ではさみます。
なお洗い流した土は、各自治体の収集方法にあわせて処分をしましょう。
1 本葉が数枚出てきたら、根が土に回り切らないうちに植え付けを開始しましょう。根を切らないように、苗を取り出します。
2 取り出した苗は、根が切れないように水で土を洗い流します。