【今回のテーマ】お金の管理のしかたについて知ろう
自分の作品を販売する=事業を起こすこと。まずは税務署に開業届を出しましょう。個人事業主として所得税を申告する義務が発生するので、お金の収支を管理しなくてはなりません。ちょっと面倒だけど大事なことです。
事前に必要なお金を準備
ハンドメイド作品を販売する場合、まず運転資金が必要です。
作品原価に関わる「仕入金額」「給料賃金などの必要経費」として計算します。
必要な初期費用
ハンドメイドの仕事をはじめるときには、他の事業と比べてあまり多くの費用がかからず、手軽にスタートすることができます。まずは材料の仕入れとそのほかの経費に備えて、資金を準備しましょう。その他の経費には、交通費や作品を梱包するパッケージなどの消耗品代、荷造運賃などが含まれます。活動の形態や場所によっては場所代も準備する必要があるでしょう。
■仕入金
作品制作に必要な材料費のこと。主な材料に加えてテープや接着剤など制作に使う道具代も含みます。
■経費
材料を買いに行くための交通費、試作のためにかかった材料費、サイトやブログ、SNSを運営するための通信費を含みます。
《CHECK!》先輩作家のやりくり術を教えてもらおう
1.セール情報をチェック
仕入れの出費を抑えるために、手芸店のセール情報をチェックするようにしています。毛糸などで廃番になるものは安くなることがあるみたいですよ。
(ニット作家・SGさん)
2.安くても質がいいものをチョイス
ネットショップや大型手芸店など、複数のところから材料を仕入れています。品質がよいものを少しでも安く手に入れられるように、信頼のできるお店から買うようにしています。
(アクセサリー作家・NKさん)
3.まとめ買いをしたほうがお得なことも
大量に使うものや定番化する商品の材料はまとめ買いするほうが安くなることがあります。布やリボン、ボタンなどはまとめて買って使っています。
(布おもちゃ作家・あやのさん)