親イモが“最高の種イモ”である
親イモを逆さまに植えるのが正解!
最低気温が15度以上になったら、いよいよ種イモの植えつけ。
親イモの芽を下向きに植えると、太い芽だけが地上に出てきます。
本葉1~2枚で1回目、3~4枚で2回目の土寄せ。最初に掘り上げた土を穴に戻す。
子イモを種イモにする場合、芽が出る方を斜め45度下向きに植える。こうすると新しい親イモの位置が深くなり、土寄せの回数を減らせる。
目指せ!サトイモのタネ採り名人 サトイモの種イモを採るまで
①春、種イモを“芽出し”する
保存場所の最低気温が15度以上になったら、親イモと子イモをバラして、“芽出し”をする。
プランターに腐葉土を入れ、子イモは芽を斜め45度の下向きに埋める。親イモは芽が真下から出るよう逆さまに埋める。親イモは大きいため、腐葉土からお尻が出てしまうようなら、深いコンテナなどにもみ殻と土を半々で混ぜたものでカサ増しして埋めるとよい。
種イモの頂部から10㎝を腐葉土に埋める。
夜間でも15度以下にならない25~30度の室内に置いておくと、芽が出てくる。
※よい種イモは縞模様がはっきり見え、お尻の形がきれいに丸みを帯びて張っている。
②十分暖かくなってから植える
外の最低気温が15度以上になったら、畑に植えつけ。種イモの芽を傷つけないようにプランターから掘り出し、そのままの角度(親イモは芽が真下、子イモは斜め45度から芽が出ている)で腐葉土ごと植える。
サトイモの新しい親イモは種イモの上にできるため、こう植えることで通常よりも深い場所に新しいイモができ、土寄せの回数が少なくて済む。本葉が1枚以上展開したらまわりの土を戻し、2回土寄せする。
※芽出しした種イモを、腐葉土ごと掘り出して植える。
親イモは逆さ、子イモは斜め下向きに植える。こうすることで強い芽だけが地上部に伸びる。また、子イモが深いところにできるため、土寄せの回数を減らせる。
③ショウガ、ダイズを混植するとよく育つ
サトイモの植えつけと同時に、種ショウガを植え、エダマメ(ダイズ)のタネをまく。
ちなみにショウガも寒さに弱く、早植えすると傷みやすいので、種ショウガを入手したらサトイモと同じプランターの腐葉土に埋めて芽出しをしておくのがおすすめ。
ショウガも芽出しにより、生育期間が伸びて収量が多くなる。
ショウガ、ダイズとサトイモは田んぼの畦でよく育つ。