*使い方の基本
水で十分に薄めて野菜に散布する
ストチュウ水を葉面散布する際は、水で十分に薄めること。濃い濃度で散布すると葉が傷みます。木酢液の原液は除草に利用されるくらい強烈ですから注意してください。
希釈にはペットボトルのキャップがメジャー代わりになります(キャップ1杯が約7ml)。ジョウロやバケツに7Lの水を入れたら、キャップ3杯の原液を入れて混ぜます。
★7Lの水にキャップ3杯の原液を混ぜる
03 スーパーストチュウ水のつくり方
プラスαで機能を高めたスーパーストチュウ水
「私の畑では、育苗中や畑で生育中の野菜に、ストチュウ水を葉面散布に利用していますが、ストチュウ水にプラスαを加えて機能を高めた〝スーパーストチュウ水〟も手づくりしており、野菜の様子を見て利用しています。」
と、竹内さん。
卵の殻を利用してカルシウムを補った「カル酢入りストチュウ水」、苦土石灰を利用してマグネシウムを効かせる「マグ酢入りストチュウ水」、マイエンザを加えた「マイエンザ入りストチュウ水」、ミネラル豊富な「貝化石入りストチュウ水」の4種のスーパーストチュウ水です。
なお、酢や木酢液は濃すぎると除草剤にもなるので、希釈倍率に注意して十分に薄めて使用してください。
①カル酢入りストチュウ水
トマトの尻腐れやナスのガク割れを防ぐ
卵の殻(白身で濡れたままでいい)のカルシウムを、醸造酢の酸でキレート化(野菜が利用しやすい形)させた「カル酢」をつくり、ストチュウ水と混合して葉面散布に利用します。
カルシウム不足で起こるトマトの尻腐れやナスのガク割れを防げます。
カルシウムを好むホウレンソウもよく育ちます。
01 卵の殻を細かく砕き、醸造酢を注ぎます。
02 一晩置けば完成です。殻が半分くらい溶けています。
03 7Lの水にストチュウ原液をキャップ2杯、カル酢を1杯入れます。
04 トマトに尻腐れ果が出たら、株の頭からたっぷりと散布します。次からの尻腐れ対策になります。