天然の状態でおよそ六角形の柱状になっている石。写真は六方石の石組みによる坪庭。砂利は白川砂利・川砂利。写真提供=(株)四季 サンリブ
5.「砂利」
砂利が庭に広く使われるようになったのは、室町時代後期に枯山水庭園がつくられるようになってからだといわれています。
砂利には、ふつう砂紋という模様を入れます。砂紋は、砂粒が大きいので、しっかりと入れれば多少の雨ぐらいで消えることはありません。
砂利には多くの種類があり、産地名・色・形状などによりさまざまな名称でよばれています。
お庭のメンテナンスを考えると、砂利の下にモルタルを打ち、排水設備を設けて汚れないようにするとよいでしょう。
伊勢砂利
三重県の菰野地方から産する花崗岩を砂利状に砕いたもの。写真は水をイメージした伊勢砂利敷きの庭。写真提供=(株)安行庭苑
大磯砂利
神奈川県の大磯海岸に産する黒砂利。写真は御影石の園路(左)の脇に大磯砂利を敷いたもの。写真提供=(有)庭樹園
サビ砂利
赤味がかった錆色が特徴の化粧砂利。錆砂利。写真は坪庭の灯籠の足元に植えたスギゴケとサビ砂利敷き。写真提供=(株)四季 サンリブ
白川砂利
京都府東山北白川産の3分(9mm)から5分(15mm)の大きさの砂利。写真は白川砂利の枯山水。写真提供=(株)四季 サンリブ
白玉砂利
白系の丸く粒のそろった大きめの砂利。写真は白玉砂利敷きの和庭。写真提供=吉村造園土木(株)