手縫い針の名称
糸を通す穴を針穴、反対の針がとがっている方を針先または針の先といいます。
指ぬきのはめ方
指ぬきは縫い針が指に食い込むのを防ぐと共に針を押して、針が布の中を進み易くするのを助けます。
指ぬきには金属製の物と皮製の物があります。サイズもフリーサイズとサイズの決まった物がありますので、自分の好きな物を選んで下さい。
指ぬきは、中指の第一関節と第二関節の中間にはめます。くぼみのある方を手の甲に向けます。
「指ぬき」
針の持ち方
手縫い針の針穴を指ぬきのくぼみにあて、親指と人差し指で軽くつまみます。つまむ位置はだいたい針先から0.5cmくらいの所です。
手縫い針の太さは布に合わせますが、長さは短い針でも長い針でも自分の使い易い方を選びましょう。一般的にまつる時は長めの針を使い、その他は短めの針を使います。
糸の通し方
01 きき手とは反対側の手に針穴を上にして針を持ち、きき手に糸の端を0.5~1cm出して持ち、針穴に手前から糸を通します。糸の端を斜めに切っておくと通し易くなります。
02 糸が通ったら、適当な長さに糸を切り、糸の端に玉結びを作ります。まつり縫いの時などは1本どり、ボタンつけなどしっかりと縫いたい時には2本どりにします。
玉結びの作り方
手縫いを始める前に縫った糸が抜けないように、糸の端を結びます。
01 きき手の人差し指に糸をひと回りさせます。
02 人差し指を親指の上でずらしながら、わっかにした糸を撚り合わせます。