必要な道具
必要な道具はこれだけ!土には通気性と保水性のあるものが適しています。
① 肥料:植えつけの際に元肥として少量入れる。
② 水ゴケ:小さな器に植える際に土として使用。大きな鉢はNG。
③ 赤玉土(中粒):大きな鉢の植え込みの場合の通気性と水はけで鉢底土として使用。
④ 軽石:パミスと呼ばれる天然土壌改良材。鉢底土や化粧石として使用。
⑤ スプーン:小さなスペースに土を入れるのに便利。細かい作業の時に使用。
⑥ ピンセット:これは必需!サボテンを扱う時や、枯れ葉を取り除いたり植え込み時に使用。
⑦ 土入れ:土を入れる道具。サイズが色々あるので、植え込むサイズに合わせて使用する。
⑧ 新聞紙:室内で植えつけする場合は下に敷けば簡単な作業場に。鉢底ネットの代わりや併用も。
⑨ 多肉植物用の土:多肉専用のブレンド土。赤玉土の小粒をベースに砂やくん炭を混ぜ込む。
⑩ ジョウロ:こういったポットや片口の付いた容器で十分。より水やりが楽しくなる。
⑪ はさみ:苗や根を切る際に使用する。よく切れる方が細胞を壊しにくい。
⑫ ブラシ:作業場の掃除や、鉢や葉にのった汚れを落とす。小さなサイズが使いやすい。
⑬ ふきん:サボテンに巻いて作業すると刺が手に刺さらないので、グローブ代わりに。
多肉植物の水やり
多肉植物はとても乾燥した地域で自生しているので、乾燥には非常に強く、水やりを少しさぼってもかんたんには枯れません。しかし水のやりすぎは、株を傷める原因になります。
コツはメリハリをつけること。季節や品種によっては、1か月ほとんど水やりをしないものもあります。たくさんあげる時期でも10日に1回ほどです。この感覚に慣れるようにしましょう。
季節ごとの水やり
多肉植物が水を体内に蓄えて成長する季節は、原産地の雨期にあたる季節になります。日当たりと同じように、水やりも夏型、冬型とで方法が異なります。
◆夏型
春~秋にかけて成長する品種。4月くらいのあたたかくなる時期から、たっぷり水やりをします。
梅雨の時期は、晴れの日が続いているときだけ、湿らせる程度にしましょう。
真夏は、日中に水やりをすると、熱湯に変わってしまうことがあるので、夕方~夜の間にあげるのがベストです。
冬は活動を弱め、休眠期に入るので、月1回程度の水やりで大丈夫です。多くの多肉植物がこの夏型になります。
◆冬型
暑さがとても苦手なのが、冬型の特徴です。梅雨の時期から水やりを徐々に減らしていき、半日陰で風通しのよい場所に移動させましょう。
夏は休眠期に入るので、月に1回程度、涼しい夕方~夜に水やりをしてください。10月を過ぎたあたりから、徐々に水やりを再開します。
ただし、極寒期は成育が鈍るので、少し控えめにするとよいでしょう。
◆休眠型
夏型の多肉植物は、冬(12~2月)が休眠期になります。この期間は、比較的あたたかい日が続きそうなタイミングを見て、朝に通常の1/3程度の量、水やりします。
冬型の多肉植物は、夏(4~8月)が休眠期になります。この期間は、涼しい日が続きそうなタイミングを見て、夜に通常の1/3程度の量、水やりします。
◆鉢底穴がない鉢の水やり
鉢底に穴がない鉢(ビーカーやカップなど)の水やりには、もうひと手間必要になります。
土がしっかり湿るくらい水やりをしたら、鉢を傾けて、底にたまった余分な水を取り除いてあげましょう。こうすることで、根腐れを防ぐことができます。
たまった水をそのままにしておくと、根腐れを起こし、枯れる原因となってしまいます。
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