甘いダイコンが欲しいときは、20cmの深さまで耕し、高めの畝をつくります。ダイコンは素直に伸びると甘くなるからです。かたい土は曲がりやすくなり、辛味も増します。
ゴボウもニンジンもダイコンも、有機物が少ない土壌の方が形のいいものが採れます。低栄養の土壌でよく育つので、畝立ての際の堆肥と元肥は不要です。
生の草や収穫残渣もなるべく土にすき込まないようにしましょう。土壌の未熟な有機物は、又根や肌荒れを招きます。
おすすめのリレープラン
*3月 ジャガイモの植えつけ
関東などの中間地なら3月上旬頃にジャガイモの種イモを植えます。ジャガイモは低栄養で育つので元肥は不要です。3~7日前に耕しておき、植える日に深さ10cm程度の溝を掘ります。種イモの上には7~8cmほど土をかぶせます。
*5月 サトイモの植えつけ
ジャガイモの芽が伸びてきたら、芽かきと土寄せをします。草丈15~20cm程度が行う目安です。平鍬や三角ホーで通路の土を削り、株元に土を寄せます。自然と溝ができるので、サトイモの種イモを植えつけます。
5月上旬頃は地温が低めです。しっかりと覆土をしない方が発芽は早まります。根が出てくる頃には自然と溝の土が崩れて土がかぶります。
*6月 ジャガイモの収穫
ジャガイモの葉が黄色く枯れてきたら収穫のタイミングです。収穫するときに土を掘り起こすと、隣のサトイモの株元に土がかかって、土寄せされた状態になります。
*ダイコンのタネまき
ジャガイモを掘った場所は後作にダイコンを育てます。土をならして、ダイコンのタネをまきます。
サトイモは大きく育って日陰ができてきます。暑さがやわらぎ、夏でもダイコンが育ちます。
8月中旬ぐらいには夏ダイコンが楽しめます。ほかにはコマツナやチンゲンサイも育てられます。
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